乗鞍岳登山2025

  乗鞍岳は3,026mの主峰「剣ヶ峰」をはじめとする23の峰に7つの湖、8つの平原からなります。北アルプスの南端に位置していて、日本百名山にも選定されています。古くから信仰の対象とされ、頂上には乗鞍本宮が設けられています。 
  最高峰の剣ヶ峰に登りました。剣ヶ峰への登山はこれで5回目となります。先回は家を出発して昼から登山を始めたため、途中から雷雨に遭い、大変な思いをしたため、今回は平湯温泉に宿泊して、朝から登山を開始しました。そのため余裕をもって登ることができました。 
畳平を出て約30~40分歩くと肩の小屋に到着します。ここからが本格的な登山道となります。頂上を目指して登り始めます。
肩の小屋を過ぎると傾斜もきつく、ゴツゴツした岩場を登る登山道になります。  
 
この日は長野県のいくつかの中学校が乗鞍登山を行っていました。そのため賑やかな登山となりました。  
朝日岳、蚕玉岳を越えて、剣ヶ峰に向かいます。 
剣ヶ峰の頂上の乗鞍本宮と鳥居が見えてきました。最後の急登を登ります。 
 
頂上小屋 
頂上まであと少しの所に頂上小屋があります。頂上小屋の前で一休みできます。 
 
朝日権現社 
最後の急登は大きな岩がゴロゴロして険しい道です。 さすが3,000mを超える山だと痛感します。登り切ると朝日権現社の祠があります。頂上本社の信州側に建つ朝日権現社は、東側を向いた小さな社ですが、直下に小岩窟があり、江戸時代に円空上人が参籠した場所と伝えられています。  
乗鞍岳剣ヶ峰頂上標高3,026m到着です。大日岳、屏風岳、薬師岳と続いています。  
 
頂上にある乗鞍本宮  乗鞍本宮の鳥居 
乗鞍本宮は1181年に木曽義仲の家臣が登頂し社殿を建設したと伝えられる古社です。畳平にある乗鞍岳バスターミナル(標高2702m)の横に建つ立派な社が、乗鞍本宮の中ノ宮です。
権現池が見えます。権現池は山頂直下、標高約2,840mの位置にあります。山頂直下の古い火口に水が溜まった火口湖です。かつて、ここで噴火がありました。日本で2番目に高いところにある湖沼です。
下山開始です。登ってきた道を戻ります。
 
下山の最初が最難関です。 ゴロゴロした岩を下ります。歩きづらい岩や石に覆われていて浮石もあり、捻挫や骨折をしないように細心の注意を払って下山しなければなりません。
   
   肩の小屋が見えてきました。
 
 
肩の小屋に到着  ホシガラス 
ハイマツ帯にホシガラスがいました。ホシガラスは亜高山帯から高山帯までのハイマツなどの針葉樹の茂った場所に生息しています。 
肩の小屋から畳平のバスターミナルまで約30分歩きます。振り返ると登山ルートがよく見えました。右から朝日岳、蚕玉岳、剣ヶ峰です。 
 
コマクサ  イワギキョウ 
透き通ったブルーが美しい鶴ヶ池 
大黒岳の斜面から流れ込んだ土砂によりS字型の湖面となり、その形が鶴に似ていることから、「鶴ヶ池」と名付けられたと言われています。 
 
ほおのき平バスターミナル 
 
お花畑の向こうに畳平バスターミナルが見えます。  畳平 
今回はほおのき平バスターミナルに車を駐車し、乗鞍スカイラインを路線バスで畳平(標高2,702m)まで行きました。 
(2025.8.29撮影)
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