乗鞍岳登山2021

  2017,2019年に引き続き、乗鞍岳最高峰剣ヶ峰に登りました。今回は、ツアーバスではなく、車をほおのき平駐車場に停め、乗鞍スカイラインをシャトルバスに乗って畳平まで行き、登山を行いました。紅葉が始まり、夏の登山とは違う景色を楽しむことができました。

<乗鞍スカイライン>

乗鞍スカイラインは高山市平湯峠から乗鞍岳畳平を結ぶ延長14.4キロメートルの山岳観光道路です。現在、乗鞍岳の貴重な自然を保護するためマイカー規制が行われており一般車両の通行はできません。 
   
 
ほおのき平バスターミナルからシャトルバスに乗りました。乗鞍スカイラインは紅葉が始まっていて、乗鞍高原の紅葉と遠くの山々の絶景を楽しみながら進むことができました。 
乗鞍スカイラインを自転車で上っている人がいました。 
    
畳平到着 
 
標高1250mのほおのき平バスターミナルから標高2702mの畳平までシャトルバスで上がっていきました。畳平バスターミナルは、日本一高いところにあるバスターミナルです。 

<畳平~肩の小屋>
畳平から登山に出発しました。肩の小屋までは、緩やかな砂利道です。 
エメラルドグリーンに輝く鶴ヶ池です。鶴の形状に似ていることから鶴ヶ池という名前がつきました。標高2831mの恵比須岳(左)と標高2764mの魔王岳(右)が見えました。 
   
乗鞍岳は、北アルプス(飛騨山脈)の南端に位置します。剣ヶ峰(3026m)を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなります。
 
不消ヶ池と里見岳 
 
不消ヶ池はカルデラ湖です。美しいエメラルドグリーンの湖で、摩利支天岳と乗鞍観測所が湖面に映っていました。一年中雪が消えないということでこの名がついていますが、訪れたときは雪がありませんでした。 
   
 
乗鞍エコーラインのヘアピンカーブと紅葉のすばらしい風景がが見えました。 
    
 
これから登る登山ルートがよく見えました。右から朝日岳、蚕玉岳、剣ヶ峰です。 

<肩の小屋~剣ヶ峰山頂>

肩の小屋から本格的な登山となります。剣ヶ峰を目指して急登を登っていきました。
 
火山性の砂利道と岩場になり登るのが大変でした。下をふり返ると肩の小屋が小さく見えました。 
 
 
頂上まであと少しです。頂上小屋と剣ヶ峰山頂が見えました。溶岩がゴロゴロしていて火山らしい様相を見せています。蚕玉岳を越えて剣ヶ峰を目指しました。 
剣ヶ峰、大日岳、屏風岳、薬師岳と続いています。下には権現池が見えました。乗鞍岳は、剣ヶ峰(3026m)を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなります。権現池は火口湖としては日本でも有数の高所にある希少な池です。 
    
歩五十踏破之碑 
 
山頂直下は岩がゴロゴロしている急登で大変でした。 頂上小屋 
   
 
権現池が見えました。  剣ヶ峰山頂3026mに着きました。 
標高3026mは日本で19番目です。山頂からは槍ヶ岳や穂高岳などの北アルプス連峰が一望できるほか、東側には八ヶ岳、南東側には南アルプスと中央アルプスが望めます。快晴時には、富士山(山頂部分のみ)まで見渡せることもあります。 
 
 
乗鞍本宮 
乗鞍本宮は、標高2,702mの畳平に中之社があり、標高3,026mの乗鞍岳山頂に頂上本殿を構えています。日本中の山々にある山岳信仰同様、乗鞍本宮では山を御神体と仰ぎ崇拝しています。
<下山>
山頂付近は岩の上を歩いて下りるため捻挫の危険があり、下山は特に注意が必要です。途中から火山性の岩と土になるので滑って転ばないように細心の注意を払って下山しました。 
   

(2021.9.27撮影)
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