乗鞍岳登山2023

 乗鞍岳は最高峰の剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とした23の山々の総称です。その最高峰の剣ヶ峰に登りました。剣ヶ峰への登山はこれで4回目です。今回は、乗鞍スカイラインが2022年の土砂崩れにより通行止めになっていたため、乗鞍エコーラインのシャトルバスで畳平まで行き、登頂しました。今回は途中で雨と雷に遭遇するという大変な登山になりました。

<畳平>

出発するときは天気も良く、青い空と緑の草原の美しい景色を見ることができました。でも、怪しい雲が出てきて、天気の不安はありました。 
標高2716mの畳平まで乗鞍エコーラインのシャトルバスで行き、登山を始めました。標高2716mは日本の公共交通機関車両が到達できる最高地点で、エコーラインは日本一高地を車両で通行できる県道として知られています。 
 
 
鶴ヶ池と大黒岳   
大黒岳の斜面から流れ込んだ土砂によってS字型の湖面となり、鶴に似ていることから、「鶴ヶ池」と名付けられたと言われています。 
鶴ヶ池と魔王岳、恵比須岳 
鶴ヶ池の横を通って肩の小屋に向かいました。この辺りはなだらかな道です。
 
 
コマクサなど高山植物がきれいに咲いていました。 


<肩の小屋>

肩の小屋に到着しました。ここからが本格的な登山になります。傾斜が急になり、足場も悪くなりました。
 
しばらく登って、後ろを振り返ると、肩の小屋が見えました。
 
歩きづらい岩や石に覆われた道です。浮石やスリップなどに注意が必要です。下山してくる人も慎重に下りていました。
足場の悪い上り坂が続くので、休憩しながら登りました。 
頂上が見えてきたのですが、空が暗くなり、突然雨が降り始めました。下りの人は急いで下山していました。レインウェアを着ましたが、雨粒が大きく、体に雨が当たる音が聞こえるくらいでした。 

<山頂>
 
乗鞍岳最高峰剣ヶ峰山頂(3,026m) 
頂上手前の頂上小屋で雨宿りをしようとしましたが、中は雨宿りの人で満員で入れませんでした。仕方なく、大雨の中を頂上目指して登りました。大きな岩がゴロゴロした急登なので、滑りやすく、雨で前がよく見えない中をスリップしないように必死の思いで登りました。そして、やっとの思いで頂上に到着しました。 
 
 
大粒の雨が降る中、頂上に登頂しましたが、雨は激しく、雷が鳴り始めました。乗鞍本宮で雨宿りをしていましたが、乗鞍本宮の人が急いで神社を閉めて下山を始めました。それを見て、危険を感じ、下山を急ぐことにしました。 
頂上付近は大きな岩がゴロゴロしていて、下山の時は登りよりも危険度が高くなります。雷が鳴って気がせくのですが、捻挫しては大変なので、細心の注意を払って下りました。 
 
足を踏み外さないように注意しながら下山しましたが、眼下に肩の小屋が見えたときはほっとしました。 
 
コマクサがきれいに咲いていて、癒やされました。雨もやんできてほっとしました。雨上がりのコマクサは水滴が垂れ、とてもきれいでした。 

<乗鞍観光センター>
 
 
出発時に乗鞍観光センターから見た乗鞍岳  乗鞍観光センター 
乗鞍エコーラインのシャトルバスは乗鞍観光センターから出ています。9時半に出発したときは青空で、乗鞍岳がよく見えましたが、昼から雨が降り、戻ってきたときには雲に覆われ、乗鞍岳は見えなくなっていました。 

(2023.8.20撮影)
HOME

乗鞍高原2011へ

乗鞍岳登山2017へ

乗鞍岳登山2019へ

乗鞍岳登山2021へ