canary islands
テネリフェ島Tenerife | テイデ国立公園 |
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナ | |
サンタ・クルス・デ・テネリフェ | |
グランカナリア島 Gran Canaria | |
ランサローテ島 Lanzarote |
スペインに所属するカナリア諸島は、スペイン本土より南西方向へおよそ1100kmの大西洋に位置します。マドリードから飛行機で2時間半ほどのモロッコ沖に位置し、モロッコからは、最短で100kmほどです。スペイン領ですが、地図的にはアフリカの方が近いです。 |
カナリア諸島は、アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にあります。テネリフェ島、グランカナリア島、ランサローテ島、ラ・パルマ島、ラ・ゴメラ島、エル・イエロ島、フエルテベントゥーラ島 という7つの島からなるスペイン領の群島です。諸島全体でカナリア諸島自治州を構成します。今回の旅行では、テネリフェ島、グランカナリア島、ランサローテ島の3つの島をクルーズで訪れました。 カナリア諸島の名称は、ラテン語の犬(Canis)に由来します。なぜ犬を名前にしたのかは諸説あり、かつて生息していた「海の犬」アザラシに由来するという説と、古代ローマの学者が、島に多くの野犬がうろついていることを伝えたことに由来する説があります。どちらにしても犬の島という意味です。鳥のカナリアが生息しているわけではなく、原産地であるだけです。 カナリア諸島は、大西洋のハワイとも呼ばれていて、独自の文化や自然、歴史的な遺産、美しいビーチなどがあります。また、カナリア諸島は、温暖な気候、透明度抜群のビーチ、迫力ある火山地帯、サラサラな砂漠地帯などの自然を楽しめる人気のリゾート地でもあります。 古くはグワンチェという名の先住民が住んでいたカナリア諸島ですが、15世紀はじめに、ヨーロッパからの侵攻が始まり、スペインやポルトガルなどから攻撃を受けました。1496年にテネリフェ島が陥落したのを機にすべての島がスペインの支配下に入りました。その後は、スペイン本国と当時の植民地であったアメリカ大陸の交易の要所として発展しました。 カナリア諸島は、水深が少なくとも2,000 mの大西洋北から突き出た火山島であり、迫力ある火山地帯の風景を見ることができます。最近では、2021年9月20日ラ・パルマ島のクンブレビエハ火山中腹が噴火、2週間で前回1971年噴火の2倍量の溶岩流出が続き集落に被害が出ています。 |
(2023.11.15~18訪問)
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