カナリア諸島テネリフェ島2 (Tenerife2)
<サン・クリストバル・ド・ラ・ラグナ>
テネリフェ島かつての主都サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナは、カナリア諸島テネリフェ島北部にあります。大航海時代15世紀後半にスペインがに築いた都市です。スペインの都市としては要塞を持たない最初の都市であり、後の新大陸の植民都市のモデルともなりました。 一般的には、ラ・ラグーナ と呼ばれています。スペインが大航海時代に築いた街並みがそのまま残されており、その美しい都市景観が1999年に世界遺産として登録されました。 |
スペイン人たちはサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナに要塞を建設せず、地元の先住民のグアンチェ族と平和的に分かち合う道を選んだので、町は戦いがなく発展してきました。そのため、約500年も変わらないこのコロニアル調の街並みを残しています。 |
ナバ宮殿 |
町は当時のスペインの測量法や航海術を駆使して建造され、碁盤の目のように道を交差させてルネッサンス調に仕上げています。石畳の裏通りは、歩行者天国になっているところが多く、カラフルな家並み、木製のバルコニーなどが特徴的です。 |
レルカリオ宮殿 |
レルカリオ宮殿は、 現在は15世紀から現在までのテネリフェ島の歴史を展示しているテネリフェ歴史博物館として使われています。サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナには16〜18世紀に建造された教会や大学など、多くの建造物が残っています。 |
大聖堂(カテドラル) |
正式名称ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロス・レメディオス大聖堂と言います。このカテドラルは、新古典主義様式の美しいファサードを持つ1819年建造の大聖堂で、世界遺産の町、サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナの象徴的存在となっています。コンクリートとポリプロピレン繊維を用いて構築されたスペインで唯一大聖堂です。 |
大聖堂内部 |
外観の美しさもさることながら、内部も大変美しく新しく感じます。これは2014年までに数年かけて大規模な修復が入っているからです。特に高いドームの天井から差し込む光に主祭壇が輝く姿は印象的です。ドームの部分が静けさと神聖さを強調するように青いのが特徴です。 |
ラ・ラグーナは、スペインが築いた最初の非要塞型都市であり、スペインによる新大陸への中継地のような場所で、旧大陸と新大陸の文化や社会などが入り混じっています。 |
コロニアル調の街並み | バラキートを飲みました。 |
バラキートは、テネリフェ島とラ・パルマ島だけのオリジナルコーヒーです。まずはカップにコンデンスミルクを入れ、リキュール、コーヒー、牛乳、シナモンとレモンピールの順番に入れるのできれいな層に分かれています。飲むときはこれをよくかき混ぜてから飲みます。 |
サラザール宮殿 |
カナリア諸島の伝統的な建物であるこの家は、16世紀前半、カナリア諸島ヴァルエルモソの総司令官の住居でした。水盤のある美しい中庭がありました。建物の中心を草木の茂る中庭が占めることも、カナリア様式の多くの建造物の特徴で、豊かな木々や花々を見ることができました。 |
アデランタード広場 | 竜血樹 |
アデランタード広場がサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナの中心に位置し、世界遺産としての街並みを彩る見事な建物が周囲に点在しています。広場に竜血樹がありました。竜血樹は幹を傷つけると流血するかのように朱色の樹液を流すので竜血樹と言います。 |