セビリア

  セビリアは『カルメン』などオペラの舞台となったアンダルシア最大の都市です。8世紀はじめから,およそ800年の長きにわたってイスラム教徒の支配下にあったアンダルシア地方は,今もイスラム時代のモニュメントが数多く残っています。イスラム教文化とキリスト教文化が融合した大聖堂とヒラルダの塔は,セビリアの象徴とも言える存在です。地形的に地中海に接しているわけでありませんが,グアダルキビール川沿いに位置し,中世の時代より栄えた港湾都市でもあります。転機となったのは1492年のコロンブスのアメリカ発見で,アメリカとスペインを結ぶ重要な拠点になると同時にこの町に富が流れ込んできました。
<スペイン広場>

スペイン広場はかつてサン・テルモ宮殿の庭園の一部だったところに,1929年の万博のイベロ・アメリカ博覧会の会場として建設されました。
    
 
    
 
    
 

<セビリア大聖堂(カテドラル)>

セビリア大聖堂は,バチカンのサンピエトロ寺院,ロンドンのセントポール寺院に次いで,世界で3番目の大きさです。イスラム時代に建てられたモスクを基礎に1402年から約100年かけて建てられました。スペイン最古のカテドラルで,町のシンボルであります。中にコロンブスの墓があります。
    
 
    
 
    
 
ヒラルダの塔…風見鶏という意味で,塔の高さは,97.5mあります。モスクの尖塔を鐘楼として残したものです。  

<アルカサル>
   
 

<サンタ・クルス街>(旧ユダヤ人街)

サンタ・クルス街は,細く入り込んだ迷路のような道と,連なる白壁の家々が,異国情緒たっぷりの旧ユダヤ人街です。バルコニーや通りからちらりと見えるパティオ(中庭)が色彩豊かな鉢植えの花で飾られた,ロマンチックな地域でもあります。
    
 
    
 
   
パティオ(中庭) 

   
 コロンブスの記念碑    
    
 
闘牛場  
   
宿泊したホテル アバデス ベナカソン 
(2013.10.17撮影)

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