京都トレイル東山コース1(稲荷~粟田口)
京都トレイルは、京都市街を取り囲む山々を中心に、全長約70キロのコースと、京北エリアを一周する全長約40キロのコースがあります。東山・北山(東部・西部)・西山のコースは、伏見稲荷を出発点に東山・比叡山を経て大原・鞍馬へ、さらに、西賀茂から高雄・清滝を経て嵐山・苔寺に至るもので、歴史や文化も一緒に楽しめる京都ならではのトレイルです。京都市街は基本的には平坦でその周りを東北西と三方を山で囲われています。その山の中に整備されたトレッキングコースがあるのです。
今回は東山コースの中の伏見稲荷から粟田口に至るコースを歩きました。
JR稲荷駅→稲荷山四ツ辻→泉涌寺→清水山→東山山頂公園→粟田口で、総延長約10キロメートル
<伏見稲荷~稲荷山>
JR稲荷駅を出発して、まず伏見稲荷大社を訪れました。 | ||
千本鳥居は外国人観光客で賑わっていました。 | ||
四つ辻からは、京都市内が見渡せます。 | ||
分岐点を曲がり、御幸辺の道に入ると急に人気がなくなりました。 |
<稲荷山~泉涌寺>
解脱金剛宝塔 | ||
泉涌寺…真言宗泉涌寺派総本山の寺 |
<今熊野観音寺>
今熊野観音寺は、泉涌寺の塔頭で、弘法大師が熊野権現の化身から観音霊地の霊示を受け、観音像を刻んで本尊とし草堂に安置したのが始まりといわれています。 |
<今熊野観音~清閑寺>
<清閑寺>
清閑寺は、802年、紹継法師が天台宗の寺院として創建しました。往時は清水寺と並ぶほどの大寺院でしたが、応仁の乱の兵火によって焼失しました。その後、慶長年間(1596 - 1615年)に真言宗の寺院として再興されました。歌の中山寺と呼ばれ、数多くの歌が詠まれています。 |
山道が続きます。 | 標識がたよりです。 | |
清水山山頂 | ||
<清水山~東山山頂公園>
伊藤春畝詩碑…伊藤博文が木戸孝允の法要の際に作った詩碑 | 霊山山頂…室町時代に霊山城があった。 | |
東山山頂公園 |
将軍塚… 奈良から長岡に都を移した桓武天皇は、様々な事故に見舞われていました。和気清麻呂は天皇を誘い、東山の山頂から京都盆地を見下ろし、ここが都の場所にふさわしいと進言しました。天皇はその勧めに従って794年、平安建都に着手しました。都の鎮護のため、2.5m程の将軍の像を作り、塚に埋めるよう、天皇からの命があり、この地を「将軍塚」と呼ぶようになりました。 |
新しくできた将軍塚青龍殿の大舞台から京都市内を一望できます。 清水の舞台より広く眺めも素晴らしい。 |
大舞台から見た京都市内。御所、鴨川、比叡山・・すべて見渡せます。 | ||
ガラスの茶室 | 大舞台 | |
将軍塚 | ||
境内の庭 | ||
国宝青不動 |
<将軍塚~粟田口>