城南宮2023紅葉

  城南宮の紅葉は、例年、京都市内より見頃の時期が遅く、11月中旬頃から12月初旬にかけて「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」3っのエリアでイロハモミジなど約120本の木々が見頃を迎えます。今年は12月10日に京都に訪れたので、他の名所は紅葉が終わっていましたが、城南宮はまだ見頃で、美しい紅葉の風景を見ることができました。 

<平安の庭>

「平安の庭」は、平安時代の貴族の邸宅、寝殿造りの庭をモデルにしています。
神楽殿を寝殿として、その南に庭園を造っています。
庭を広く見渡すと、寝殿造りを模した神楽殿から木々の影を写す池に続きます。  
池泉庭園の奥には曲水庭園が作られています。曲水庭園とは、平安時代の貴族が杯が自分の目の前までに流れてくるまでに詩歌を作って詠み、盃の酒を飲んで次へ流すという遊ぶ「曲水の宴」を楽しむ庭のことです。
この池には中ノ島があり、段落ちの滝(階段状の滝)から清流が注ぎ、2筋の遣水(やりみず・小川)が流れています。
 
 王朝の雅を偲ばせる曲水の宴が催される苔の庭が広がっています。

<室町の庭>
「室町の庭」は、 茶道、生花、能楽などの日本文化が大成された室町時代の様式でつくられた池泉回遊式庭園です。
池泉には不老不死の仙人が住むとされる蓬莱山が作られ、築山の頂には三尊石が組まれています。 
城南宮の茶室「楽水軒」 
室町時代は千利休などにより茶道が大成された時代で、室町の庭にも茶室が作られています。 
 
池の中央には不老長寿を象徴する松が生える蓬莱島があり、その対岸の3っの石(三尊石)は三体の仏を表し理想の世界を象徴しています。 
 

<鳥居>
 
東鳥居  城南鳥居 
東鳥居に掲げられている扁額には「城南離宮」と書かれていました。「城南離宮」は、白河上皇や鳥羽上皇が院政の拠点として営んだ離宮(鳥羽殿、鳥羽離宮とも言言います)の名称で、江戸時代にはこれを城南宮の社号のように用いました。 

<本殿>
本殿 
本殿・前殿・向拝(こうはい)・翼廊(よくろう)からなる素木(しらき)造りの社殿は、城南宮独自の優美な佇です。屋根の緩やかな勾配や軒端(のきば)の反り、棟の両端の獅子口と呼ばれる瓦、斗栱(ときょう)、懸魚(げぎょ)、蟇股(かえるまた)、そして餝金具に至るまで、平安時代後期の建築様式です。昭和52年に焼失しましたが、昭和53年に再建されました。 

<絵馬舎>
 
絵馬舎   

(2023.12.10撮影)
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