羽豆岬2021

  羽豆岬は、愛知県知多半島の最南端です。東側を三河湾、西側を伊勢湾に挟まれています。 この岬は約1600万年前に砂岩と頁岩が交互に積層してできたとされています。
 羽豆岬です。渥美半島、紀伊半島、神島、篠島、日間賀島などを眺望することができます。
 
 

<羽豆岬展望台①(新)>
羽豆岬には2つ展望台があります。羽豆神社内海抜約26mの羽豆岬最高点に木造の新展望台があります。渥美半島、紀伊半島、伊勢湾、三河湾の360°の展望を堪能できます。 
羽島灯標が中央に見えました。渥美半島と紀伊半島の間を行き交う船が見えました。   
    
日間賀島が見えました。 
 
木造の羽豆岬展望台です。  渥美半島が見えました。 
    
 
展望台の上からの眺めです。  羽島灯標 
   
三河方面の眺め  渥美半島方面の眺め  伊勢湾方面の眺め 

<羽豆岬展望台②(旧)>
羽豆神社本殿前にはコンクリート造りの旧展望台がありました。羽豆岬の先端が見え、360°の展望が開けました。 
   
 
展望台です。  羽豆岬の先端です。 
羽豆岬展望台からの眺めです。 

<羽豆神社>
羽豆岬の先端部に羽豆神社があります。神社の名には諸説があり、日本武尊の東征の際に「幡頭」を努めた建稲種命を祭神として羽豆としたという説や、地形が弓矢の筈に似ているためという説などがあります。飛鳥時代に創建されたとされています。 
    
 
羽豆神社北入口鳥居  羽豆崎城址碑  
羽豆神社鳥居口から入ると、羽豆岬の稜線にある「恋のロマンスロード」と呼ばれる散策路を歩くことができます。散策路の途中に羽豆崎城址碑がありました。14世紀初めの南北朝時代に熱田大宮司であった千秋昌能が築城した羽豆崎城があったと伝えられています。 
    
 
ウバメガシのトンネル 
羽豆神社の社叢は国の天然記念物に指定されています。昭和8年頃の調査では、波打ち寄せる海岸にはハマナデシコ、ハマキケマンなどが、崖にはウバメガシ、トベラ、イヌビワなどが密生し、社叢にはウバメガシの大木がいたるところにみられ、原生林のようであったといいます。昭和34年の伊勢湾台風で大木のほとんどが倒れるなど大きな被害を受けましたが、ウバメガシを中心に回復し、イブキ、トベラ、ヤブニッケイ、モチキなどが共存する暖地性常緑樹林となっています。 
    
 
羽豆神社本殿  羽豆岬矢穴石 

<師崎港>
師崎港は、愛知県知多半島南端にある港です。日間賀島、篠島、伊良湖への定期高速船が出ています。 
 
 

<師崎層群>
師崎層群は約1800万年前~約1500万年前に堆積した地層で、知多半島南部地域・日間賀島・佐久島に分布しています。砂岩,泥岩、凝灰岩が積み重なっています。
 
南知多の海岸線をドライブしていると地層の縞模様がはっきりわかる露頭が目につきます。地層の傾きや断層、しゅう曲も見られ、地殻変動があったことがよくわかります。 

(2021.9.19撮影)

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