プリトヴィツェ湖群2 <上湖群>

  プリトヴィツェ湖群国立公園には16の湖があり、山間から流れ出てくる水が標高636mから503mまで、およそ8kmにわたって南北方向に流れる中で形成されていて、上流の湖群と下流の湖群があります。湖群はおよそ2km2に渡って広がり西側の標高が高いエリアが上湖群と呼ばれています。海抜637mにあるプロシュチャンス湖、オクルグリャック湖、ガロヴァツ湖、グランディス湖など12の湖があり、最大面積のコジャック湖までが範囲となっています。 
今回は1日目の下湖群ハイキングに引き続き、2日目は上湖群を巡りました。 
ホテルからST2まで下り、ST2から電動自動車でST4まで行きました。そして、ST4からP2まで湖と滝を見ながら湖畔を歩き、P2からP1まで電動ボートで湖を渡りました。 
プリトヴィツェ湖群は上湖群と下湖群で景観が大きく変化します。上湖群は森林の中にあり、ドロマイト(白雲岩)の上に形成されていて、段々畑のように滝で繋がっています。 
プリトヴィツェ湖群は、炭酸カルシウムが川の水に沈殿することよって、特殊な苔類や藻類、バクテリアが沈降・促進していきました。
湖の色はエメラルドグリーン、群青色、透明なブルーなど、日の当たり方で様々に変化します。どの色もとっても美しく、湖面に周りの景色が映り幻想的です。 
マイナスイオンたっぷりで、とっても神秘的な景色です。水しぶきを浴びながら記念撮影をしました。 
プリトヴィツェ湖は長い年月をかけ、山にできた川に石灰質が堆積することで、自然のダムの形となり、湖や滝ができました。その総面積は、300平方キロメートル近くにものぼります。  
ヴェリキ・プルシュタヴァッツ 
ヴェリキ・プルシュタヴァッツは日本語に訳すと「大きな水しぶき」という意味の名前の大きな滝です。その名の通り、滝の前の遊歩道に立つと、気持ちのいい水しぶきを全身に浴びることができます。ガロヴァツ湖からグランディス湖に流れる落差27mの大滝で、水がベールのように流れる美しい風景は必見です。 
上湖群には、16の湖のうち12があり、浸食によって形成された洞窟もあります。野鳥の声や深い緑を味わいながら、湖畔の散策を楽しむことができます。 
プリトヴィツェ湖群国立公園は、湖群という言葉がついているだけあって、大小の湖が16もあり、それぞれの湖が無数の滝で繋がっています。上から下に流れる滝で繋がっているということは、湖のある場所は高さが異なるため、階段状です。日本にも湖や滝はたくさんありますが、滝でつながっている湖というのは少ないので、日本では見られない絶景が楽しめます。 
マリ・プルシュタヴァッツ 
マリ・プルシュタヴァッツ は日本語で「小さな水しぶき」という意味の名前の滝で、ヴェリキ・プルシュタヴァッツと比べると規模が小さいものの、美しい滝です。 
上湖群は下湖群に比べプランクトンの量が多く、より濃いエメラルドグリーンを楽しむことができます。
 
電動自動車でST4まで行きました。 
 
国立公園に入りました。  電動ボートで湖を渡りました。 

【プリトヴィツェ湖で見つけた動植物】
プリトヴィツェ湖は周囲はブナとモミの原生林のエリアも含まれていて、多様な生態系が見られます。敷地内にはヒグマや、オオカミ、オオヤマネコなど、希少な動物がいるそうですが、散策中には見つけることはできませんでした。小さな動物を見つけました。
   
アオハダトンボ  ルリイトトンボ   オオクワガタ 
     
   
ウシガエル  ヒキガエル  ヤマカガシ 

(2025.6.4撮影)
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