デルフト

  デルフトは、17世紀のオランダ黄金時代に繁栄を築いた古都です。16~17世紀は貿易で繁栄しました。また、17世紀には製陶業が盛んになり、以後デルフト陶器はオランダの代表的陶器として知られるようになりました。画家ヨハネス・フェルメールが生まれ育ち、絵を描いた町としても知られています。運河沿いやマルクト広場周辺の小路に当時の風情が残っています。
 
 
フェルメールの代表作「デルフトの眺望」(右上)のモデルとなった場所です。
フェルメールはスヒー川対岸から見たデルフトの街の光景を描きました。
    
 
    
 
    
 
中にフェルメールの墓がある旧教会  
   
14世紀に着工されたゴシック様式の新教会  
    
 
マルクト広場  モアチーズの店  
    
 
13世紀に設立され17世紀に再建されたルネサンス様式の市庁舎   
   
フェルメールの名画「小路」のモデルとなった小道の木の扉には、絵が描かれていました。 

<ロイヤルデルフト>
オランダの伝統工芸を代表するデルフト焼は、その独特の藍色からデルフトブルーの愛称で親しまれています。1653年創業のロイヤルデルフトは、17世紀から現在まで歴史が続く唯一のデルフト焼の窯元です。職人がひとつひとつ丁寧に絵付けをしている様子など、工房やミュージアムを見学できます。
   
    デルフト焼きで作られた「夜警」
   
裏に手書きのデルフトのマークがあるものが手作りのロイヤルデルフトです。 
   
絵付けや型どり、釜焼きなどの工程を見ることができます。 
(2017.4.23撮影)