ジェリド湖(塩湖)ショット・エル・ジェリドChott el Djerid(salt lake)

  ジェリド湖は、北アフリカ最大の塩湖で、面積は約7,000平方キロメートルあります。塩湖という名はついていますが、この地が水で満たされることはほぼなく、塩類の集積した白い平原が広がっています。東西は最大で200キロメートル、南北は最大で80キロメートルに及び、西はアルジェリアとの国境近くから東はガベス湾の近くまで伸びています。 
日本の千葉県とほぼ同じくらいの広さ、地平線まで続くこの巨大な塩湖は、真ん中に道路が通っていて、車で走ることができます。スマホで現在地を調べると、湖の中なので驚きました。地図で見ると湖なのですが、実際は湖というよりは塩の平原が続く場所といったほうが合っているかもしれません。
 
撮影した場所googlemapより 
 
あと150kmでアルジェリア  砂漠のバラが売られていました。 
ドウズから更に内陸のアルジェリア方面の町のトズールに向う道路は塩湖の中を車で通っていくことができます。
大雨のときだけ巨大な湖が出現しますが、それ以外のときはこのジェリド湖を横断することができます。塩湖の一角には塩を採取している塩田もあり、お土産屋さんでは採取された塩も販売もされています。 
 
 
湖が水で満たされることはほとんどなく、干上がった大地のあちこちで塩が析出しています。  
白や赤、茶色の広大な塩の平原を見ることができます。塩湖の上を歩くと一見白っぽい砂地に見えますが、それは塩の上に砂が堆積しているからです。歩くとバリバリという音がして、足元を見るとその音は砂の下の塩の層が割れているのです。
 
 
土産物店が並び、砂漠のバラが売られていました。砂漠のバラは、砂漠などの乾燥地帯で産出します。水に溶けていたミネラルが蒸発する際に花びら状に結晶化したもので、石膏(硫酸カルシウム)や重晶石(硫酸バリウム)でできており、とても小さな砂を含んだ部分は、茶色になっています。

(2024.5.12)
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