台南

  かつて台湾はオランダに占領されていましたが,中国本土から渡ってきた鄭成功によりオランダが撃退された結果,オランダの植民地支配は1661年に集結しました。鄭成功が死去した後,政治は清朝が司ることになります。
  台南は1661年から1885年までの224年の間、台湾の首府であり、政治、文化の中心でした。1885年に台湾の首府が台北に移されしたが,台南は歴史のある古都であり、それだけに観光スポットも多くあります。台南は台北とは異なり、熱帯性気候に属する土地なので、街の雰囲気は真に南国です。

延平郡王祠

台湾を占領していたオランダ人を追い出し、台湾を漢民族の土地とした鄭成功の功績をたたえて、民衆によって廟が建てられました。終戦後、中華民国政府によって以前の祠が取り壊され、新しい様式の建物に建て替えられたのが延平郡王祠です。
    
 
   
 

台南孔子廟

 1666年に創建された台南の孔子廟は台湾初の孔子廟として知られています。清代末期までは台湾政府の最高学府とされ、台湾府「儒学」が結集されていたところです。
    
 
    
 

赤嵌楼
赤嵌楼は台湾南部を占領していたオランダ人によって建てられた城で、植民地行政の中心になっていたところです。鄭成功がオランダ人を駆逐した後、ここは承天府という名に変わり、政治の中心となりました。
    
 
    
 
   
  城壁は赤レンガでできていますが、レンガの素材は石灰、砂糖、餅米です。

台南の街の風景
    
 
バイクがたくさん走っていました。 でも,15年前に台湾に訪れたときよりは,バイクはずいぶん減って車が増えていました。
    
 
  台北まで新幹線で移動しました。 
(2011.7.30撮影)