アンコール遺跡群

アンコール遺跡群は、9世紀から15世紀にかけて、600年以上にわたって繁栄したクメール王国のアンコール王朝時代に生み出された建造物群です。ヒンドゥー教や仏教の寺院、都市遺跡、貯水池など、大小あわせると600にもおよぶ遺跡が点在しています。この地は、1431年にクメール王国が陥落してから荒廃し、数百年もの間、熱帯のジャングルに覆われていました。そして19世紀後半、フランス人学者アンリ・ムオーが密林の中から再発見し、遺跡調査や修復活動が進められるようになりました。


<タ・プロム>

12世紀末にジャヤヴァルマン七世が仏教寺院として建立しましたが、後にヒンドゥー教寺院に改修されました。
 
 
巨大なカジュマルの木の根が遺跡に絡みついています。   
    
 
    
 

<プリヤ・カーン>
 プリヤカーンは、カンボジアにあるアンコール遺跡のひとつです。仏教とヒンドゥー教の習合寺院です。かつて寺院には千人以上の僧侶が住んでいました。
    
 
遠近法を使って寺院が広く見えるように造られています。   
   

<ニャック・ポアン>
12世紀後半に造られた仏教寺院です。中央に設けられた1辺70メートルの大きな人工池の中心に、円形の基壇が築かれ、その上に中央祠堂があります。  
    
 
  神馬ヴァラーハです。  
   
 
2匹の蛇が祭壇を取り巻いています。   ヒトやライオンの口から水が出る仕組みです。

<パコン寺院>
バコン寺院は、カンボジアにあるアンコール遺跡のひとつで、その中でもロリュオス遺跡群のひとつです。ロリュオスはアンコール地域に王都が置かれる前に、王都が置かれていた場所です。その時代に創建された3寺院をロリュオス遺跡群と呼び、バコン寺院は、ロリュオス遺跡群の中でも最も規模の大きな寺院です。 
    
 
   
 
<プレループ>
プレループは、10世紀にラージェンドラヴァルマン王が作ったヒンドゥー教寺院です。王様を火葬し、火葬した王様の骨を洗った場所などが残っています。 
    
 
(2002.7.27撮影)
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