シギリヤロック

　シギリヤ・ロックは高さ約195mの岩山です。頂にはシンハラ王朝の5世紀、父を殺害し王位を奪ったカッサパ1世が築いた王宮の跡があります。カッサパ1世は、標高数百メートルの岩山に物資を運びあげ、王宮、貯水池、庭園まで作りました。腹違いの弟に王位を奪われるのを恐れたため、普通では考えられない場所に都を作ってしまったのです。「狂気の王」カッサパが王位に就いたのは459年。7年後に山上の豪奢な王宮は完成しますが、わずか11年後には腹違いの弟の反攻にあい自害します。



入り口からシギリヤロックが目の前に広がります。



あの頂上に宮殿跡があります。頂上まで約１２００段の階段を登ります。



		王様の沐浴跡

国歌が流れるとガイドさんは直立不動で歌い始めました。


５世紀に上下水道の設備があったのは驚きです。

高度差を利用した噴水がありました。


スリランカオオリス		遺跡が発掘されていました。



石窟寺院



巨大な二つの岩の間を通ります。



岩壁を登っていきます。螺旋階段を登ると、シギリヤレディを見ることができましたが、撮影禁止です。

ミラーウォール…磨き込んで鏡状に仕上げたものです。



ライオンテラス…頂上への入り口です。ライオンの足だけが残っていますが、当時は頭部もあり、人が階段を登っていくとライオンに飲み込まれるように見えたようです。


ライオンの前足		当時の復元図