キャンディ

 キャンディはシンハラ王朝最後の都が置かれた街で、キャンディの街全体が世界遺産として登録されています。キャンディ湖という人造湖のほとりに整備された街並みが広がり、落ち着いた雰囲気のキャンディの中心部には、コロニアル風の白い壁の建物が多く見られます。キャンディとはシンハラ語で山を意味する「カンダ」が転じた呼称です。

<仏歯寺>

仏歯寺は、釈迦(仏陀)の犬歯(仏歯)が納められているとされます。仏歯は4世紀にインドのカリンガ国からもたらされたとされ、アヌラーダプラのダンマチャッカ(法輪堂)におさめられて祀られ、王権の権威を保証する証となりました。これ以後、王都が移動するたびごとに仏歯も移動して、現在はキャンディの仏歯寺に納められています。仏歯は仏陀の聖遺物の仏舎利として崇拝されると共に、強い力を持つものとして神のように祀られました。 
 
 
     
    
 
仏歯を持ち帰る様子を示したレリーフ 
   
ペラヘラ祭りの様子を描いた壁画。象の背中に仏歯が乗せられています。
   
ペラヘラ祭の際に仏歯の入った仏舎利を入れて運ぶケース  
    
 
仏歯は、スリランカの王族によってインドから持ってこられました。
その様子を表すレリーフや壁画などが展示してあります。 
    
 
本堂は2階建てとなっており、2階に仏歯が入った仏舎利が祀られています。    
    
 
本堂の仏陀像。金色に輝いています。数多くの象牙が仏像を守っています。 

<キャンディ湖>

キャンディ湖は、19世紀にスリー・ウィクラマ・ラジャシンハ王によって造られた人造湖です。
    
 
レイク・ビュー・ポイントからキャンディ湖と仏歯寺を見ることができます。  
   

<キャンディアンダンス>

キャンディアンダンスは、キャンディを中心とする高地一帯で行われてきたダンスのことで、スリランカを代表する伝統芸能です。コホンバ神に祈願を込める「コホンバ・カンカーリヤ」という宗教儀礼を起源とし、もともとは悪霊祓いを目的に踊られていた舞踏です。キャンディ王朝時代は、宮廷内で踊られていましたが、その後、スリランカ各地の民族舞踊を組み込み、ショー的な要素を持ったプログラムとして踊られるようになったのが、現在の「キャンディアンダンス」です。

    
 
    
 
    
 
   
ファイヤーダンス…松明を振り回したり焼けた石の上を歩いたり、燃え盛る松明を口に含んだりします。
    
 
「火渡りの儀式」(ファイヤーウォーキング)…炎で燃え盛る焼けた石の上を踊りながら裸足で歩いていきます。  

<キャンディの街>
    
 
スリランカのタクシーは、カラフルな三輪タクシー「トゥクトゥク 」です。 
   

<スパイスガーデン> 

スリランカは多数のスパイスの名産地です。薬、美容、食材などたくさんの用途があります。スパイスガーデンでは、日本語のスタッフがスパイス畑で効能を説明してくれます。
    
 
   
   
    
 
説明の後はやはり商品の販売です。シミ取りクリームと咳止めクリームを買ってしましました。  
(2016.1.31撮影)
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