ダンブッラ石窟寺院(黄金寺院)

  ダンブッラ石窟寺院は、ランギリ(黄金色に輝くという意味)という名を持つ岩山の上につくられた寺院です。 そのため、正式には「ダンブッラの黄金寺院」という名がついています。紀元前1世紀の創建です。ヴァラガム・バーフ王が、インドのタミル王朝の攻撃を受け、首都アヌラーダプラを追われここダンブッラの洞窟に隠れて、奪回のチャンスを待っていて、アヌラーダプラ奪回を成し遂げた後に、ここに寺院を建立したのが始まりです。
 
 
 金の岩と呼ばれる巨大な岩山に、5つの石窟寺院が掘られています。 
 
 
岩山の下に洞窟が掘られ、、その前に廊下が設けられています。  
   
石窟寺院はこの山の上にあります。標高差95mを登ります。   世界遺産のマーク 
    
 
石窟寺院はこの巨大な岩山にあります。靴を脱いで脱帽で入場します。  
   
視界が開け、遠くにシギリヤロックも見えます。  


<第1窟デーヴァ・ラージャ・ヴィハーラ 神々の王の寺>

高さ14メートルの釈迦の涅槃(ねはん)像が安置され、足の裏の宇宙観を示す文様が鮮やかに描かれています。壁画は何度も修復作業が施され、20世紀にも修復作業は行われました。
    
 
    
 
     
小さな窟であるが、、いっぱいに14mの涅槃仏が彫られています。  
   
天井、壁と絵が描かれています。   

<第2窟マハー・ラージャ・ヴィハーラ 偉大な王の寺>

黄金寺院最大規模の石窟であり、16体の釈迦の立像と40の釈迦の座像、涅槃像が安置されているほか、ヴィシュヌ神などヒンドゥーの神も安置されています。注目は面積2,100平方メートルにおよぶ天井画です。釈迦が最初に説法を行った「マーラへの説法」や、スリランカの歴史に関係のある内容が描かれています。
巨大な洞窟です。幅52m、奥行き25m、入口の高さ6mです。 
   
     
他の石で彫られた仏像も、岩山とつながって彫りだされた仏像もあり、、合計56体が祀られています。  
   
天井や壁の壁画は、、圧倒的な量です。  
    
 

<第3窟マハー・アルト・ヴィハーラ  偉大な新しい寺>
キャンディ王国時代に描かれた天井画と壁画が残っています。 
   
涅槃像の目がパッチリであしの指が揃っているのは、涅槃ではなく休んでいるだけです。  
    
 
    
 

<第4窟パッツィーマ・ヴィハーラ西の寺>

キャンディ王朝末期の創建で、5つの石窟寺院の内、唯一涅槃像を置いていない石窟です。
    
 
    
 
<第5窟デワナ・アルト・ヴィハーラ>
1915年に造られた最も新しいものです> 
    
 
黄金の涅槃仏   
    
 
   
帰り道でトクモンキーが戯れていました。  
   

(2016.1.31撮影)
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