マラガ Malaga

  マラガはスペイン南部のアンダルシア州の都市の一つでコスタ・デル・ソルと呼ばれる地中海沿岸のリゾート地の中心に位置しています。天才画家パブロ・ピカソが生まれた街としても有名で、歴史的な建造物など見所も多い街です。 
朝のデ・ラ・マラゲータ・ビーチ 
デ・ラ・マラゲータ・ビーチは、コスタ・デル・ソルの中心地と言われており、どこまでも続く砂浜に雲一つない青空が美しい海岸です。温暖な気候のため、冬でも多くの観光客が訪れます。
ラ・ファロラ灯台は街のシンボルとなっています。港からの遊歩道はジョギングコースにもなっていました。 
午後のデ・ラ・マラゲータ・ビーチ 
デ・ラ・マラゲータ・ビーチは、美しい海岸線と活気あふれる雰囲気で知られています。ビーチは市内中心部からすぐの場所に位置していて、地元の人々はもちろん、観光客にも人気のスポットとなっています。砂浜は広々としていて、海は透き通っており、泳ぐのに最適な場所です。また、ビーチ沿いには多くのレストランやバーが並んでおり、地元の料理を楽しむことができます。夏場はパラソルが何重にも並びます。訪れたのは11月でしたが、水着姿で日光浴をしている人で賑わっていました。


【ピカソ美術館】
ピカソ美術館は、 「自分の作品を生まれ故郷に」というパブロ・ピカソ本人の要望に応えた美術館です。プロジェクト提案から50年という長い年月を経て、2003年に開館しました。天才画家ピカソの、異なるスタイル、素材、技法をカバーした、200点以上の作品が展示されています。 
   
 
マラガのピカソ美術館は、アンダルシアのルネッサンス様式一般建築の代表的建物、ブエナビスタ宮殿にあります。朝10時開館の前に大勢の人が並んでいました。 
 
 
常設展示は、2人の親族、クリスティーナ・ルイス-ピカソとベルナール・ルイス-ピカソの私蔵コレクションの中から選ばれた作品群で構成されています。 
   
 
ピカソ美術館はバルセロナやパリにもありますが、ここは出身地とあって家族をテーマとした作品が多く観られます。日本語音声ガイドもありました。

【マラガの大聖堂】
マラガの大聖堂は、1528年から1782年にかけて造られた聖堂で、ゴシック・バロック・ルネサンスなどいろいろな建築様式が混在しています。北塔は82mの高さですが、南塔は資金不足により未完成の状態となっています。それゆえに「片腕の貴婦人」と呼ばれたりもします。
マラガの大聖堂は、ムーア人によるマラガの再征服後、1528年にカトリックの王たちは、元のメインのモスクの上に大聖堂を建て始めました。 
 
スペイン銀行
 
マラガ大聖堂前の庭園  市役所  
   
ピカソ美術館の裏の通り  マラガ大聖堂横のイタリア料理店で休憩しました。 


【アルカサバ(マラガ砦】
アルカサバは、イスラム教徒統治時代に建てられたマラガの砦です。紀元前フェニキア人によって建設された要塞が起原とされています。 
アルカサバは、11世紀にこの地を支配していたイスラム勢力によって築かれた城塞ですが、アルハンブラ宮殿を模して造られたと言われています。
 
 
古代ローマ劇場   地下の遺跡
マラガ古代ローマ劇場は、何世紀にもわたって土の中で眠っていました。街の西部、アルカサバ城塞下にマラガ古代ローマ劇場はあります。何世紀にもわたって土の中で眠っていた古代ローマ劇場は、1951年に発見されました。紀元1世紀、アウグストゥス皇帝によって建設され、3世紀まで使用されていました。  
砦の高さには驚かされます。小高い丘の上にあるので、城塞の上からマラガの街を眺めることができました。
 
二重の城塞によって囲まれた要塞内部には、イスラム式の庭園があります。 
   
緑が美しい中庭がありました。高台から水路が通してあり、水の落差を利用した噴水が中央にありました。
 城壁からマラガの港と地中海を一望できました。
 
この要塞は、イスラム時代の軍事建築の傑作とされていて、馬てい形アーチや幾何学模様が美しい宮殿の一部が残されています。美しい庭園と壮大な景観が見られ、要塞からの絶景と、歴史的な建築の美しさを楽しむことができます。
 
大聖堂裏のカポックの木   

【マラガ公園】
マラガ公園内には、様々な種類の植物が生い茂り、四季折々の風情を楽しむことができます。都会にありながら野生動物の生息エリアもあり、自然と触れ合うことができます。 
 
パセオ・デル・パルケ(パルケ通り)は、スペインのマラガにある通りです。マラガの中心地を東西に1kmほどの長さを貫く、マラガのメイン通りとなります。ヤシの木など亜熱帯の木々が通りに茂っており、日差しが強い日でも歩きやすくなっています。 


【マラガ港】
マラガ港には地中海クルーズの豪華客船や観光船、富豪のクルーザー等が並び、とても華やかです。 
マラガ港は2011年に再開発され、ムエジェ・ウノと名付けられたベイエリアはマラガの街の文化的生活に欠かせない存在となっています。 海沿いの巨大モールを中心として、ショッピング、 レジャー、レストランなど活気あるストリートです。 
 
 
港のムエジェ・ウノには、飲食店が建ち並んでいて大勢の人で賑わっていました。ラ・ファロラ灯台まで夕暮れ時の散歩道にもなっていました。  
 
マラガ・ポンピドゥーセンター マラゲータ闘牛場 
マラガ・ポンピドゥーセンターは、パリにあるポンピドゥーセンターの分館です。マラガ港からビーチ沿いを歩いていくと一際目立つカラフルなモニュメントが目につきます。マラゲータ闘牛場は夏季限定(6~8月)でその勇ましい戦いを見られます。1870年に完成したこの円形の闘牛場は街の中でもよく目立つ大きさで、14000人収容でます。

(2023.11.22撮影)
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