セルギエフ・ポサード

  首都モスクワから北東に位置するセルギエフ・ポサードは、ロシアで最も重要な聖地の一つです。ここに位置するトロイツェ・セルギエフ大修道院は、ロシア正教会の代表的な建造物で、1336年にセルギウスが建立した教会です。イワン雷帝が築かせた全長1.4km、高さ15mの城壁内には、ウスペンスキー聖堂をはじめ、トロイツキー聖堂、ドゥホフスカヤ聖堂、食堂付属聖セルギー聖堂など9つの聖堂があり、五重の鐘楼などの建造物群が残されています。 

<トロイツェ・セルギエフ大修道院>

 
 
16世紀に築かれた城壁の内側に14〜18世紀に建てられた聖堂・教会群があります。 
   
トロイツェ・セルギエフ大修道院の入り口    
   
門には聖セルギウスにまつわるフレスコ画が描かれています。  
     

【ウスペンスキー大聖堂 】

1585年にイワン雷帝の命によって建てられた大聖堂で、四つのタマネギ型のドーム(クーポラ)の真ん中に金色のクーポラが建っています。タマネギ型はロウソクを表しています。神様にお祈りのロウソクを捧げているイメージです。 
   
 
   
   
ウスペンスキー大聖堂の内部には17世紀に描かれたフレスコ画で全面が覆われています。  
   
  聖母子のイコンです。   聖人が並ぶイコンです。

【トロイツキー聖堂】

トロイツキー聖堂は、1423年に聖セルギウスの墓所の上に建てられ、聖セルギウス棺が聖堂内に安置されています。 
   
     
聖セルギウスの遺体を収めた棺が安置されているため、多くの信者が列を作って並んでいました。  

【僧院食堂付属のセルギエフ聖堂】

   
   
   
セルギエフ聖堂の内部はとても豪華でした。イコンが壁にたくさんありました。   
   
   
   
   
高さ88メートルの鐘楼   
   
左が礼拝堂、右が聖水
   
ツアーリ宮殿   
   
    ロシア正教会の僧侶たち 
     
1477年に建てられた、聖霊降誕教会  
(2017.8.26撮影)