サンクトペテルブルク

  サンクトペテルブルクは、ネヴァ川河口の泥沼地に人工的に作られた町ですが、ピョートル大帝の時代から都市計画により建設されたためロシアでも類をみない美しさです。バレエや文学が盛んな芸術都市として知られ、5月下旬から7月中旬には太陽の沈まない白夜がある町としても有名です。1703年にピョートル大帝が、ロシアの近代化の窓口として莫大な費用をかけて都市を建設。のちのエカテリーナ2世によって現在のエルミタージュ美術館が建てられるなど、芸術都市としての礎が築かれていきました。 1712年から1918年までロシア帝国の首都でした。1914年ペトログラードと改称され、1924年レーニンの名にちなんでレニングラードに改められましたが、1991年現名に改称されました。


<血の上の救世主教会>

血の上の救世主教会は、1881年に皇帝であったアレクサンドル2世がテロリストが投げた手榴弾によって爆殺されるという悲劇が起き、次の皇帝が2世を追悼する意味を込めて事件現場に教会を立てたものです。 
 
 
 
   
教会の前には土産物店が建ち並んでいました。  

<聖イサク寺院>
聖イサク寺院は、ロシア正教会の大聖堂です。ピョートル1世が建てた教会に起源し、再建が繰り返された後、現在の聖堂は19世紀半ば、アレクサンドル1世の時代に完成しました。高さ101メートルの世界最大級の教会建築であり、帝政ロシアのシンボルとされています。 
 
 
     
    ニコライ1世の馬上像 

<青銅の騎士像>
青銅の騎士像は、エカテリーナ2世の命により作られたピョートル大帝の像です。巨大な石の台座の上で後ろ足で立ち上がる馬にピョートル大帝がまたがっている姿です。馬がひづめでヘビを踏みつぶしていることがわかります。このヘビは反逆者を象徴していると言われます。 
   
   
旧元老院  デカブリスト広場   

<カザン聖堂>
カザン大聖堂は、ローマのサン・ピエトロ大聖堂を手本に設計されました。1812年にナポレオン軍を敗走させた祖国戦争の総司令官クトゥーゾフ将軍が葬られています。 
   
<その他>
   
ロシア美術館  プーシキン像 
   
エカテリーナ2世像 
   
アレクサンドリンスキー劇場  
   
<運河クルーズ>
サンクトペテルブルグの街にはネバ川、モイカ川、フォンタンカ川、クリボエードフ運河などが流れており、大小さまざまな観光船が運行されています。今回は貸し切りクルーズ船に乗って、フォンタンカ川からネバ川へ行き、フォンタンカ川に戻るクルーズを楽しみました。 
   
川の両側にはヨーロッパ風の建物が並んでいます。  
   
沢山の橋の下を通過します。     
   
  夏の庭園の横を通りました。 
   
ロシア革命勃発の合図を冬宮に向け発砲したオーロラ号  ペテロパブロフスク聖堂 
   
エルミタージュ美術館、右に旧海軍省  トロイッキー橋 
(2017.8.24、25撮影)