クライストチャーチ
クライストチャーチは、ニュージーランド南島の文化と経済の中心地になっています。イギリス統治時代の遺産が数多く残っており、「イギリスの次にイギリスに近い街」としても選ばれました。美しい公園が点在し、ガーデニングやパンティング(船遊び)といった英国文化が色濃く根付いています。
<モナベイル>
モナベイルは、敷地面積が約16000坪もあり、19世紀末ビクトリア朝様式の美しいゴシック調建築物と大庭園を誇る邸宅です。 現在はクライストチャーチ市に管理されていて、1983年4月7日には世界遺産として認定されました |
モナベイルは19世紀末に建てられたビクトリア様式の個人邸宅で、現在は結婚式などのイベント会場として一般に公開されています。 |
エイボン川が流れる英国風の美しいガーデンが望め、ゆったり優雅な時間が過ごせる場所です。 このあたり一帯は、超高級住宅地で、対岸にはおしゃれな高級住宅がありました。 |
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1994年につくられたバラ園は、伝統的・現代的の種類のバラが咲き誇る必見のスポットです。 |
モナベイル入口 |
一般開放されている英国風の庭園です。 |
クライストチャーチアートセンターは、旧カンタベリー・カレッジ校舎として建造されたネオゴシック様式の建物を利用した文化施設です。敷地内には、飲食店や、芸術品・工芸品を取り扱う店舗、展示室や映画館、劇場などがあります。 |
クライストチャーチアートセンターは、ゴシック建築が美しい文化施設で、思わず目にとまります。広々とした美しい庭には彫刻などのアート作品も並んでいました。 |
<ハグレー公園>
ハグレー公園は、クライストチャーチ市街の西に位置する広大な公園です。その面積は165ヘクタールあり、東京ドーム約35個分に相当します。公園内にはエイボン川が流れ、ゴルフコースやテニスコート、ニュージーランドらしさを感じるラグビーコートもあります。緑溢れる公園内は、のんびり散策するだけで気持ちがリフレッシュします。 |
1855年に公園として整備されて以来多くの市民や観光客の憩いの場として親しまれています。 |
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広大な公園内にはクライストチャーチ植物園やカンタベリー博物館もあります。リッカートン通りを挟んで公園は北と南に分けられています。 |
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ハグレー公園内にはエイボン川が優雅に流れ、開放的な緑の芝生とオークやブナ、栗などのたくさんの木々が美しく立ち並んでいます。 |
<紙の大聖堂>
クライストチャーチにある大聖堂は、2011年2月の地震によって半壊してしまいました。その代わりとなる仮設大聖堂の建設に名乗りを上げたのは、特殊な紙で作る仮設住宅などを世界各国の被災地で建設してきた日本人の坂茂氏でした。紙といっても防水や難燃加工がされているので、耐久性が高く50年は問題なく使えるそうです。この紙の仮設大聖堂はクライストチャーチの新たな観光名所になり、世界中から多くの人が訪れています。 |
建物の中に入ると、大小様々な筒状の紙で主要部分が作られているのがわかります。屋根部分はもちろん祭壇や十字架も全て筒状の紙で作られていて、その丸みと木のような色のせいか建物の中は独特の温かみが感じられます。 |
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追憶の橋はエイボン川にかかるアーチ形の優雅な石橋です。第一次世界大戦に出征した兵士たちが、出征時にこの橋からエイボン川を眺め思いに浸ったことからこの名が付けられ、慰霊碑も兼ねています。 |
クライストチャーチには観光を目的としたトラム(路面電車)が市内を走っています。歴史ある車両を修復したトラムはクライストチャーチの名物です。 |
使用されている車両は数種類あり、レトロ調で街に溶け込んでいます。 |
クライストチャーチを観光するために、クルーズ船でリトルトンに寄港しました。リトルトンは長い歴史のある港町です。1850年にクライストチャーチに移住したヨーロッパの入植者が最初に到着した港です。
リトルトンはクライストチャーチから、ひと山越えた小さな湾に面した人口3000人程の港町です。 |
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リトルトンは南極観測の出発地となる港です。海がテーマの地元の博物館には、南極に関連する展示があります。犬の像は南極探検の象徴的な犬を記念するものです。 |
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Lyttelton Coffee |
。英国風の建物が残る街並みは地元民にも人気があってアーティストも多く住む町です。港に停泊するクルーズ船を眺めながら、コーヒーを楽しみました。 |
港に停泊するクルーズ船が見えました。港には木材が積まれていました。 |
リトルトンに入港するときに朝日がとてもきれいでした。 |
<夕方リトルトンを出港>
クルーズ船から見たリトルトンの港と街 |
(2025.2.4撮影)
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