カトマンズ

  4世紀の後半にはインド・アーリア系のリッチャヴィ王朝がカトマンズ盆地を征服しネパール(ネーパーラ)王国を興しました。中世後期にはカトマンズ近辺にマッラ王朝の3つの王国(カトマンズ,パタン,バクタプル)がこの地を治めていました。1768年,ゴルカ王のプリティビナラヤン・シャハがこの地を三王国を倒し,カトマンズを首都として定めました(シャハ王朝)。1769年にネパールを統一するまでは,「ネパール」というと「カトマンズ」を指していました。1979年ユネスコの世界文化遺産に指定された古都 カトマンズは,人口およそ170万人のネパールの首都で,別名を「カンティプール」(栄光の都)と言い,1990年の民主化を機に急速に成長を遂げています。

<スワヤンブナート>

町から2kmほど離れたところで町を見下ろすように建っているのがスワヤンブナートです。約2,000年の歴史を誇るこの仏塔は,ネパールで最も古い寺院で,世界で最も壮麗な仏塔の一つとされています。境内で見られる建物は多様です。子供を護る神様を祀るハリティ寺院やチベット仏教のカルマ・カギュー派の僧院,インドのシカラ様式の仏塔・・・と宗教の混在するネパールならではの寺院と言えます。
    
 
仏塔の高さは15m,四方に全てを見通すというブッダの眼が描かれています。  
    
 
    
 
    
 
    
 
    
 
カトマンズの市内を展望することができます。  ストゥーパを取り囲むマニ車  
   
  この寺院は別名「モンキー・テンプル」とも言われ,猿の姿をいたる所で見かけます。
   
    
 
露店や物売りが多く,バイクと車を加えて喧騒たる風景です。  
    
 
土産物店も多く建ち並んでいます。  

<ダルバール広場>

 「ダルバール」とは「宮廷」という意味です。ダルバール広場は,マッラ王朝時代にはカトマンズ王国の中心部でした。王たちが美しさを競い合って建てた広場なので,その建物の装飾の美しさには目を見張るものがあります。広場に立ち並ぶ20数棟にも及ぶ寺院にはいろいろな時代のものが混在しています。このように古くから王族の由緒正しい場所であるダルバール広場では,今でも王族の戴冠式や即位式が行われます。

    
 
ビシュヌ寺院とインドラプル寺院   
    
 
旧王宮の中庭  マヘンドラ博物館とバサンタプル・ダルバール 
   
ガッディ・バイタック…1908年に宮殿として建てられたもの 旧王宮の入口 「ハヌマン門」 
    
 
    
 
  シヴァ・パールヴァティ寺院…2階の窓からシヴァ(破壊の神)とその奥さんが見下ろしています。  
    
カーラ・バイラウ…シヴァ神の化身 
 
 シヴァ寺院  左手に釘で悪魔を殺すナーシムハ像
    
 
露店がずらり  
<クマリの館>
 生き女神であるクマリは,特別な儀式以外には外出はせず,クマリの館の中で生活をします。 学校に行く事も不可能なために勉強は館の中で行い,友人と遊ぶのもクマリの館の中です。カトマンズのクマリは写真を撮ることを許されません。お布施を払ったときに,時々窓から顔を数秒間見せるだけです。
    
 
クマリの館の入り口   中央の窓からクマリが顔を見ます。 

<チベット料理,ネパール料理>

    
 
ギャコック(チベット鍋)…鍋の中央の空洞に熱した炭を入れます。  モモ(チベット餃子)とスープ 
   
   
ダルバート…ネパールの代表的な家庭料理です。モモ(チベット餃子)   
   
ネパール民族舞踊を見ながら食事を楽しみました。 

<カトマンズの街>

    
 
道はバイクと車と人でごった返しています。無秩序でクラクションの鳴りっぱなし。 空気が非常に悪くマスクは必需品 
   
停電が多く信号が機能していません。   
   
電線がすさまじい  宿泊したホテルエベレスト 

(2014.11.20撮影)