バクタプル

  カトマンズから12kmほどの所にあるバクタプルは889年にアナンダ・デヴ王によって築かれ,その後12世紀〜18世紀の間,首都のひとつとして栄えました。別名「バドガオン」(信仰の街)とも呼ばれており,カトマンズ,パタン同様カトマンズ盆地の代表的な古都です。今でも世界に誇るネワール族のすばらしい建築物や彫刻を見ることができます。赤レンガ造りの町並みの中を散策していると中世の世界を歩いているような不思議な気分にさせられます。

<タチュパル広場>

    
 
タチュパル広場…マッラ王朝以前から残る古い町並みです。14世紀には作られたと言われ,とても落ち着いた雰囲気です。   
    
 
ダッタトラヤ寺院…1427年建立でヴィシュヌ(維持神)の化身,ダッタトラヤを祀っています。
ダッタトラヤはブッダのいとことされているため,仏教・ヒンドゥー教双方から信仰されています。 
    
 
ガルーダ像 
    
 
   
木彫りの装飾の緻密さはすばらしい。     
    
 
孔雀の窓…ネワール彫刻の最高傑作と言われています。
かつてはプジャリ・マートというヒンドゥーの僧院だったようで15世紀には建築されていたようです。   

<トゥマディー広場>
    
 
ニャタポラ寺院…1702年にプパティンドラ・マッラ王により建立されたカトマンズ盆地で一番高い30mの寺院 
本尊は女神シッディ・ラクシュミであるといわれていますが,扉は釘付けされており,一度も開けられたことがありません。  
    
 
石段には下から順に戦士→象→獅子→グリフィン→女神が1対ずつ置かれています。
戦士は普通の人間の10倍の力を持ち,ゾウは戦士の10倍の力を持ちます。
順に上に行くにつれて10倍ずつ強い力を持つように並べられています。  
    
 
バイラブナート寺院…17世紀初め,ジャガット・ジョティ・マッラ王の時代に建てられました。
ヒンドゥー教の寺院で,本尊としてシヴァの化身であるバイラブが祀られています。  
    
 
カフェ・ニャタポラ…トゥマディー広場を眺めながら食事をすることができます。
   
 カフェ・ニャタポラで食べたネパール料理と水牛ヨーグルト   エベレストビール

<ダルバール広場>
    
 
ダルバール広場は旧王宮前にある広場で,旧王宮・寺院を中心にすばらしいネワール建築の数々を見ることができます。  
    
王の沐浴場のコブラの蛇口 
 
王の沐浴場   55窓の宮殿 
   
ゴールデンゲート  パシュパティナート寺院   
   
   
バクタプルの陶工広場    

<バクタプルの街並み>
    
 
路地に土産物店が建ち並んでいます。     
    
 
電線がすごいことになっています。   
   
    
 
集まって和んでいる人が多くいました。   
    
 
土産物がずらり  学校のようです。 

<ナガルコットへ>

バクタプルを観光した後,カトマンズから約35Kmのところにあるナガルコットに行きました。ここは「ヒマラヤの展望台」とも言われていて,天気がよければエベレストやポカラのアンナプルナなどヒマラヤの7,000m〜8,000m級の山々が望めます。展望デッキからヒマラヤの夕景と日の出の鑑賞をする予定でしたが,残念ながら霧のため見ることができませんでした。
   
ナガルコットまでの道はカーブが多い  宿泊したホテル クラブヒマラヤナガルコットリゾート 
   
朝は濃霧でした。 

(2014.11.16撮影)