インカ道

 インカ道は,インカ帝国全盛期に作られた古代の道です。広大なインカ帝国のほぼ全域にインカ道と呼ばれる整備された道路網があり,総延長距離は地球一周分の4万kmにも及んでいました。マチュピチュへと続く約45kmのインカ道は,アンデス山脈沿いに張り巡らされた幹線と違い,神聖な参道として守られていたと言われています。侵略したスペイン人も見つけることができず,1911年のマチュピチュ発見の日まで隠されてきました。道中には精巧なインカ式の石畳の道だけではなく,多くの遺跡が点在しています。
    
 
マチュピチュを見おろしながら,インカ道を歩きました。 
    
 
  下にウルバンバ川が見えます。  
    
 
絶壁なので,下を見るととてもこわいです。特に壁のないところは危険。 
    
 
通れるのはここまでです。向こうにインカ橋が見えますが,通れません。この先インカ道は続きます。  
    
 

(2014.5.17撮影)