リマ

  リマはペルーの首都で人口800万人が住む南米でも有数の大都市です。リマは1535年にスペイン人の征服者フランシスコ・ピサロにより建設されました。そして,ピサロによって滅亡させられたインカ帝国の首都クスコに変わり,スペインのペルー植民地支配の中心都市として発展してきました。そのため,リマにはカテドラルやサン・フランシスコ教会など,スペイン式に建てられた建築物を見る事ができます。 リマは,ペルー観光の起点になっているだけでなく,セントロ(旧市街)は世界遺産にもなっています。

<サン・マルティン広場>

    
 
広場の中央にペルーの独立運動に貢献したサン・マルティン将軍の騎馬像が立っています。  
    
 
    
ジャカランタの花が咲いていました。   

<アルマス広場>
征服者ピサロは,この広場を中心にリマの街を建設しました。。大統領府,カテドラル,リマ市庁舎などが広場を囲みます  
    
 
   
大統領府…副王庁の時代からペルーの統治に君臨してきた堂々たる建物です。  司教館 
    
 
カテドラル…ペルーで最も古い大聖堂。ピサロの遺体が安置されています。  

<サンフランシスコ教会・修道院>
1万体ほどの遺骨が安置されたカタコンベ(地下墳墓)があることで有名です。  
   
すらりと伸びた2棟の鐘楼とバロック様式のファサード(正面装飾)がきれいです。  
    
 

<サント・ドミンゴ教会・修道院>

1549年に建立され,過去の大地震にも耐え,外側は当時からほとんど変わらないといわれています。教会の地下墓地には,2大聖者,聖女サンタ・ロサとフライ・マルティンの二人の聖者が眠っています。
    
 
   
   サンタ・ロサなどの頭蓋骨を祀ってあります。
   

<ラルコ博物館>
創設者は,ペルー考古学界に多大な功績を遺したラファエル・ラルコ・ホイレです。ペルー北海岸に栄えたモチェ文化の土器を中心に,アンデス文明に関する貴重な個人コレクション約4万5000点が展示されています。
    
 
色とりどりの花が咲いていてとてもきれいでした。
    
 
年間降水量30mmの砂漠のリマで,これだけの花を維持するのは,大変なことだと思います。 
   
  モチェ文化の土器   
   
 穴の開いている頭蓋骨。
脳の手術をしたようです。
展示しきれない4万5千点もの土器の
保管場所も公開されています。
 
   
ネコ科の動物,鳥,蛇の特徴を持つ
女神像
文字のないインカ文明で結び目の場所
で数字を表したというキープ 
ネコ科動物の頭を持つ双頭の蛇と
その下に立つふくろう神
   
   
インカの王様が身に付けていた黄金の装飾品。 世界で唯一,完全な状態で揃っている
チムー文化の黄金の寝装具一式  

<食事等>
   
昼食をとったレストラン   レストランの前も遺跡でした。城壁があったようです。 
   
チチャモラーダ…紫とうもろこしのジュース
右が紫トウモロコシ
昼食 
   
コカ茶です。     
    
 
新市街にあるショッピングセンター「ラルコ・マル」と太平洋の海岸の夜景  デサンパラドス駅の駅舎 
   
夕食のペルー風コロッケと肉料理
   
 
鉄格子の店や,塀の上に電流を通した有刺鉄線などが目立ちます。治安の悪さがわかります。警官も大勢いました。  

(2014.5.19撮影)