イフレン

  イフレンは、モロッコ北部の町で、モワヤンアトラス山脈の中腹、標高1650メートルに位置します。フランス植民地時代に建設された保養地で、切妻屋根のヨーロッパ風の家並みがあります。独立後、国王や政府高官の別荘地となり、現在はスキーリゾートとしても知られています。
 
 
アトラス山脈がとてもきれいです。   
   
夏は、避暑地にもなっており、ヨーロッパ風の建物が多く見られます。  
   
 
イフレンはアトラス山脈の中腹にあるため、一面の雪景色でした。 

<アトラス山脈>
 アトラス山脈はアフリカ北西部、モロッコからチュニジアにかけて東西に伸びる褶曲山脈です。名称はギリシア神話の巨神アトラスにちなんでいます。西側が最も高く、東に行くにつれ低くなります。長さは2,400kで、モロッコでは標高3,000mを超えます。モロッコの最高峰はツブカル山(4,167m)です。北からリフ山脈、モワヤンアトラス山脈(中アトラス)、オートアトラス山脈(高アトラス)、アンティアトラス山脈(小アトラス)の4つに分かれています。
    
 
   
バスからアトラス山脈の雪景色がきれいに見渡せます。  
    
 
所々で、ヒツジの放牧が見受けられます。  

<イフレンからエルフードへ>
     
イフレンからエルフードへ320km、アトラス山脈を眺めなら進みます。  
     
オアシスには街があります。  
    
 
   
 
所々に集落があり、集落には必ずモスクがあります。
<化石工房>
エルフード郊外には化石を発掘する山があり、ここで採れた岩盤はエルフードの街にある工場で、切断され、磨き上げられて製品化されます。サハラ砂漠は3億5000年前までは海でした。そんな古い地層の中の堆積岩(大理石)の中から化石が発見されます。アンモナイト、三葉虫、オウムガイなどの化石が採れ、お皿、テーブルやオブジェ、噴水などに加工され、サハラ土産となって陳列されています。 

   
三葉虫  アンモナイト  砂漠のバラ 
   
   
   
工房で加工し、研磨して製品化して販売されていました。  
   
   
(2016.3.23撮影)
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