アイト・ベン・ハッドゥ

  アトラス山脈の南側の荒れ果てた大地に点在するオアシスには、肥沃な土地からアラブ人に追われた ベルベル人達が、アラブ人や外敵などの侵攻から自分達を守るために築いたカスバ(要塞)やクサル(要塞化された村)が 今でも多く残されていますが、その代表的なクサルが「アイト・ベン・ハッドゥ」です。 「アイト・ベン・ハッドゥ」は クサルの原型を良く留めており、今でも数家族がこの村に住んでいます。家々は高い壁の見張り台兼 穀物倉庫を造っています。この様な建物が山の斜面に複雑に重なり合って、 クサルの中の細い道は迷路のように成っており、村全体がひとつのカスバ(要塞)に成っています。 このアイト・ベン・ハッドゥは映画のロケ地として利用され、ここで撮影された映画の有名な作品は、 「アラビアのロレンス」、「シェルタリング・スカイ」、「ソドムとゴモラ」、「グラディエーター」、 「ナイルの宝石」、「ハムナプトラ2」などがあります。
 
 
アイト・ベン・ハッドゥの全景   
    
 
 アラビアのロレンスなど数々の映画のロケが行われました。
    
 
   
 
橋を渡ってアイト・ベン・ハッドゥに入ります。   
    
 
   
    
 
あぶり出しの絵を描いて売っていました。  
   
素晴らしい出来映えです。  
   
 
土の家の風化が激しいため対岸の新しい街に多くの人が移住しました。 
    
 
     
     
 
以前は橋がないために、歩いて川を渡っていたそうです。    
    
 
土産物店が並んでいます。 
   
 
頂上から見た景色も絶景です。   
   
頂上には篭城に備えた食料庫があります。   
   
    
 

<アイト・ベン・ハッドゥの一般家庭訪問>
   
一般家庭の家の中を見学しました。  ミントティを飲ませていただきました。 
   
    
 
この家を訪問しました。  土でできた家です。 
   
  ロバを飼っています。 

ティフルトゥトのカスバ
 ティフルトゥトのカスバは、モロッコ中部の都市ワルザザード近郊、西方約8キロメートル、ワルザザードとエルフードを結ぶカスバ街道沿いにあります。同地方を治めた豪族グラウィ家が所有していたカスバ(要塞化された集落)の一つです。映画「アラビアのロレンス」のロケ地にもなりました。
 
 
   
   
   
   
    
 
ミナレットの上にコウノトリの巣がありました。  
    
 
    
 
屋上テラスから見る景色はとても美しい。  
   
(2016.3.25撮影)

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