フェズ

  フェズは、1200年もの歴史を持つ、モロッコ最初のイスラム王朝の都でした。旧市街を囲む高い城壁とまるで迷路のように入り組んだ路地は、かつて敵の侵入を防ぐためこのような造りになったと言われています。世界一の迷宮都市と言われ、複雑な街並みをしています。旧市街へは車が入ることができないため、狭い路地には地元の人や旅行者だけでなく荷物を運ぶためのロバまでもが行き来しています。隣同士がひしめき合うイスラム様式の建物、色鮮やかな香辛料や木の実が並ぶ活気溢れるスークから、異国情緒あふれるフェズの雰囲気を味わうことができます。
 
 
高台から見たフェズの全景  城壁に囲まれています。 

<王宮>

 王宮はかつての王たちの居城であり、何世紀にもわたり増改築が施されました。現在はモロッコ国王がフェズ滞在のときに使われます。
    
 
   
扉は金箔で彩られ、タイルの幾何学模様も絢爛豪華です。 

<ブー・ジュルード門>
 フェズのメディナ入り口にあるブー・ジュルード門は、紫色のタイルが鮮やかに施されています。内側から見ると、緑色です。
    
 

<ブー・イナニア・マドラサ>

 ブー・イナニア・マドラサは、14世紀に、ブー・イナニア王によって建てられた、マリーン朝最大の神学校です。 
    
 
中央の水盤は、学生が身を清めるために使用したもの。
   
2階は学生達の宿舎  壁面の彫刻やタイルのモザイクも素晴らしいです。  

<メディナの風景>

 フェズの旧市街(メディナ)は、物凄い人混み,細かく入り組んだ道,すぐに,どこがどこやら全く分からなくなってしまいます。まさしく迷路です。先頭で案内してくれるガイドさんだけではなく、最後尾にもう一人、助手のガイドさんがサポートしてくれました。迷子にならないように,注意をしながら行動しなければなりません。
   
狭い道が入りくんでいて迷子になりそうです。  
    
 
店がぎっしり並び、人がごった返しています。  
    
 
荷物を運ぶためにロバが活躍しています。  
    
 
路地の中に小さな学校がありました。子どもたちは笑顔にあふれていました。  
   
   
肉屋や八百屋など食料が豊富に売っていました。  
   
ニトリは生きたまま売られていました。   
   
   
    
 
   
機織り職人の工房  
     
銅製品の工房  

<皮なめし場(タンネリ)>

 フェズの皮なめし場はモロッコ一の規模を誇ります。皮製品や民芸品の地場産業の要として大勢の人々が働いています。臭いがすごいのでミントの葉の香りをかぎながら見物しました。
    
染色します。  
 
皮なめし場  皮を干しています。 
    
 
モロッコ名物の革製品の履き物バブーシュやカバンが販売されています。 

<陶器の工房>
   
ろくろで成形   モザイクの作成 
   
絵付け モザイクや陶器の販売 

<フェズの全景>

 
     
(2016.3.23撮影)
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