カサブランカ

カサブランカは、人口約320万人を擁する北アフリカ最大の商業都市です。映画「カサブランカ」で一躍その名前が有名になりました。カサブランカの歴史は古く、12世紀のムワッヒド朝時代にはすでに貿易港として栄えていました。一時ポルトガルによって破壊されましたが、18世紀に再建され、スペイン商人らがこの町に住み着くようになりました。それまで町はアラビア語で「ダール・バイダ(白い家)」呼ばれていたのですが、それがスペイン語に翻訳されて「カサブランカ」と呼ばれるようになったのが町の名前の由来です。1907年のフランスによる占領後、外国人の住民が増え、ヨーロッパの影響を色濃く受けるようになりました。  

<ハッサン二世モスク>

ハッサン二世モスクは、モロッコ最大のモスクです。世界で最も高い高さ200mミナレット(尖塔)をもつモスクで、前国王ハッサン2世の発案で、1986年から8年かけて建造されました。内部には2万5000人、敷地には8万人が一度に礼拝できます。伝統的な建築工法を用い、モロッコ全土から3300人もの職人を集めて、すべて手作りで緻密な装飾を施しました。身体を清める泉や浴場、神学校、図書館、博物館、カフェなどが併設され、そのすべてが税金と寄付金で建てられました。  
 
 
世界で最も高いミナレットがそびえ立ちます。   
   
ベージュにグリーンの美しい緻密な彫り模様が施されたミナレット  
    
 
モスク内はモロッコ絨毯の柄を大理石に彫り込まれています。   
   
美しい緻密な幾何学模様が彫られています。  
   
  図書館や神学校が併設されています。  
    
 
     
横は大西洋です。  
<国連広場(ムハンマド5世広場)>
ムハンマド5世広場は、カサブランカの中心にある大きな広場です。広場の付近には市街が一望できるシティホールをはじめ、市庁舎や中央郵便局、裁判所、劇場など街の中枢機関が集中しています。また、広場の北側にはメディナがあり、城壁にかこまれています。
   
    
 
コーヒー売りがいました。  
   
  古いベンツのタクシーがたくさん走っていました。
(2016.3.27撮影)
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