夜叉ヶ池

  夜叉ヶ池は、福井県の南端と岐阜県境、標高1099mに位置し、池の周囲は約545m、最深は7.8mです。ブナの原生林に囲まれ、満々と水をたたえ、昔から雨乞いの池、また伝説の池として知られている幽玄な池です。数十万年前に起きた地滑りによってできた窪地に雨水や周辺の山からの伏流水が溜まり、池になったと考えられています。
 岐阜県側からと福井県側からの両方から登山できますが、今回は福井県今庄側の登山口から登りました。 


<登山口~夜叉ヶ池>

   
登山口には幽幻伝説の碑がありました。   夜叉龍神社の鳥居
   
樹林帯の中を登って行きます。
   
大きなナメクジが産卵    夜叉ヶ滝 
   
沢にかかる木の橋を渡ります。     
   
トチの巨木  
   
ブナの木の樹幹流を見ることができました。  

<夜叉ヶ池>
   
夜叉ヶ池は霧に覆われていました。   モリアオガエルの卵 
   
霧が晴れると、池の全貌がよくわかりました。  
   
夜叉ヶ池だけに生存するヤシャゲンコロウを保護しています。   イモリがたくさんいました。 
<高山植物>
   
イブキトラノオやノアザミなどの高山植物が咲き乱れていました。  
   
ニッコウキスゲ  
     
ノアザミ   
<下山>
   
往路と同じ道を下山しましたが、行きよりも多くの動植物を発見できました。  
   
アジサイの原種が登山道の両側にたくさん咲いていました  
   
   
日本一大きいミミズのシーボルトミミズ  ツルアリドウシ  ヤマアカガエル 
   
オハグロ  トチバニンジン  ルリクワガタ 
   
トチの巨木は林野庁選定の「森の巨人たち100選」に指定されています。存在感たっぷりです。
すぐそばまで近づくことができます。樹齢400年です。  
   
   
夜叉ヶ滝です。滝が三段になっています。  
(2016.7.3撮影)