立山三山縦走登山2日目

 2日目は、朝5時に出発し、雄山、大汝山、富士ノ折立という三峰の立山を縦走し、真砂岳を越え、最後に別山に登りました。そして、雷鳥沢に下山し、室堂平へと戻りました。 
 2日目は、朝から風雨に見舞われ、雨と寒さに戦いながらの登山となりました。雄山から富士ノ折立までは雨が降り、全く景色を見ることができませんでした。しかし、富士ノ折立通過後急に晴れ、素晴らしい展望を見ることができました 
室堂平を眼下に眺めながら立山三山の尾根を縦走していきました。 


<雄山>
早朝、一ノ越山荘を出発して最初に雄山に登りました。猛烈な風雨で、顔に雨粒がたたきつけられ、前が見えず、がむしゃらに登っていきました。やっとの思いで雄山山頂にたどり着きましたが、周りの景色は全く見えませんでした。登った尾根は、晴れていれば絶景だったと思いますが、風雨のためとても写真を撮影できる状況ではありませんでした。 
 
立山は富士山・白山と並んで日本三霊山の一つです。 
雄山の山頂には、雄山神社峰本社があります。雄山神社峰本社は立山が御神体です。創建はおよそ1300年前で、立山信仰の中心的存在です。
   
雄山頂上(3003m)  雨のため、山小屋の中で祈祷していただきました。   

<大汝山>

立山の最高峰が標高3015mの大汝山です。大汝山の頂上は岩で覆われた狭いスペースしかありません。
    
 
 大汝山頂上(3015m)   

<富士ノ折立>

立山連峰の三つ目の峰である富士ノ折立は、標高2,999mです。富士ノ折立の名の由来は、富士権現が祀られていたことによるといわれます。 快晴なら富士山や白山を拝むことができるようですが、この日は風雨が強く、何も見えませんでした。
     
富士ノ折立頂上(2999m)    

<富士の折立~真砂岳>

強い風雨にさらされながら必死で立山の三つの峰を登ってきましたが、富士ノ折立を過ぎると、突然晴れてきました。真っ青な空と雲海に感動と驚きで興奮しました。
 
 
眼下に室堂平が見えます。素晴らしい展望の縦走路です。    
後ろをふり返ると歩いてきた尾根が見えました。  右に内蔵助雪渓を見ながら進みました。 
   
右手に内蔵助カール、左手に大走谷を構えた雄大な景観を眺めながら、縦走路を歩きました。
 
 
立山連峰の富士の折立と真砂岳を結ぶ稜線の東側にある内蔵助カールの雪渓は氷河であると言われています。日本に現存する7つの氷河のうち一般登山者が踏み入れることができる唯一の氷河です。

<真砂岳>

 
 
真砂岳頂上(2861m) 
 
 
別山の右に剣岳が見えました。 
<別山>
別山は、立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)、浄土山とともに「立山三山」と呼ばれる信仰の山です。山頂には別山神社の祠も立っています。 
 
 
別山に向かって尾根を歩いていきました。    別山頂上(2880m) 

<剱御前小舎~雷鳥沢>

別山から剱御前小舎を通り、雷鳥沢へ下山しました。途中、雪が残る道を歩きました。 
 
 
     
     
キャンプ場が見えます。  タテヤマリンドウ   

<雷鳥沢~室堂平>

雷鳥沢から室堂平まで、地獄谷の硫化水素のガスの匂いを感じながら歩きました。立山三山を縦走した後なので、長い距離のように感じました。 
    
 
地獄谷の硫化水素のガスで植物が枯れていました。  みくりが池 

(2015.7.28撮影)

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