月山弥陀ヶ原湿原

  月山八合目(標高1,400m)にある弥陀ヶ原は、溶岩台地上の広い湿地帯で、数多くの高山植物を観賞できる人気のスポットです。ニッコウキスゲやミズバショウなど130種類以上の可憐な花が咲き誇る、日本でも有数の高山植物の宝庫です。秋になると一帯が黄金色に染まり、草紅葉がとてもきれいな紅葉の名所です。なだらかな湿原は木道が整備されていて、一周約60分ほどの空中の自然散策を楽しめます。 
黄金色に染まる8合目の弥陀ヶ原から見る月山はとても雄大です。山形県の出羽三山の一つである月山は、秋になると山全体が美しい紅葉に包まれる絶景スポットです。標高1,984メートルの高峰が織りなす色とりどりの紅葉は、まさに自然が描く芸術作品です。
月山八合目弥陀ヶ原湿原は、月山の紅葉スポットの中でも最も早く色づく絶景ポイントです。 
 ここから弥陀ヶ原湿原の始まりです。右に行くと弥陀ヶ原湿原の南回りコース。左に行くと弥陀ヶ原湿原の北回りコースです。弥陀ヶ原湿原の周回コースはほぼ木道コースになっています。急な坂はほとんどなく、最初はなだらかな上り坂です。
まず9月下旬には標高1,400メートル付近の月山八合目弥陀ヶ原湿原で草紅葉が始まり、黄金色に輝く湿原の美しさは圧巻です。10月上旬になると月山の中腹エリアでブナやナラの木々が黄色く色づき始め、10月中旬には麓の温泉地周辺でカエデやモミジが真紅に染まります。
1周約2㎞の木歩道で、ゆるやかな登りとゆるやかな下りのある周遊コースです。月山と紅葉の景色を眺めながら気持ちよく歩くことができます。
紅葉と鳥海山が見える絶景です。雲の上には鳥海山の頂上も見えました。
弥陀ヶ原の自然を知り尽くした観光ガイドが詳しく説明してくれます。  
弥陀ヶ原湿原は、大小様々な池塘(ちとう)が点在する美しい湿原です。秋には湿原の草が一斉に色づき、辺り一面が黄金色の絨毯のように輝きます。湿原には木道が整備されており、気軽に散策を楽しむことができます。
大きな地糖です。青空と金色の草紅葉のコントラストが美しく、庄内平野や日本海を見下ろすことができます。
草紅葉の草原の向こう側に紅葉の月山が見えます。
秋になると湿原の草が一斉に色づき、辺り一面が黄金色の絨毯のように輝きます。弥陀ヶ原は大小様々な池塘(ちとう)が点在する美しい湿原で、池塘に映る青空と雲がとてもきれいです。
弥陀ヶ原湿原にはあちこちで池塘(ちとう)を見ることができます。湿原には木道が整備されており、気軽に散策を楽しむことができます。
月山の紅葉の特徴は、高山植物から広葉樹まで多様な植生が織りなす色彩の豊かさにあります。特に晴天の日には、青空と紅葉のコントラストが美しく、写真撮影にも最適です。
月山は130種類以上の花が咲き誇る高山植物の宝庫です。標高1,984mにも関わらず、豪雪による厳しい環境が影響して、通常3,000m級の山でしか見られない貴重な高山植物を楽しむことができます。
八合目にある「弥陀ヶ原」の湿原は、その景色の美しさから“天空の楽園”と呼ばれており、山頂にかけて国の天然記念物にも指定されています。 
晴れた日は駐車場から庄内平野を眺めることができます。月山八合目までバスで行けるのも魅力のひとつです。 
 
うさぎの石像 
 
八合目駐車場  月山中之宮御田原参籠所 
月山中之宮御田原神社は、月山頂上の本宮参拝が叶わない人にとっては遥拝所として、また籠もり所としての機能を果たし本宮参拝と同様の御神徳にあずかるとされています。

<月山>
月山は、山形県の中央部、出羽丘陵の南部に位置する標高1,984mの火山です。現在は噴火活動がありませんが、火山活動は約70万年前に始まり、最後に噴火した約30万年前には山頂部まで形成されました。山域は磐梯朝日国立公園の特別区域に指定され、日本百名山、新日本百名山、花の百名山及び新・花の百名山に選定されています。
北北東方向から見た月山 
月山は標高1,500mの湯殿山、418mの羽黒山とともに出羽三山のひとつに数えられ、修験者の山岳信仰の山として知られています。山頂には月山神社が鎮座し、多くの修験者や参拝者が訪れます。 

(2025.10.7撮影)

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