浜岡砂丘

  御前崎から天竜川の河口にかけて、遠州灘沿いの海岸線に続く広大な砂丘地帯が「南遠大砂丘」です。。河口を利用した漁港以外に港湾施設はなく、約30kmもの砂丘がただただ続く、日本一の砂丘地帯です。鳥取、吹上(鹿児島県)と並び、日本三大砂丘のひとつにも数えられますが、なかでももっとも幅が広いのが、浜岡砂丘です。 
 
 
浜岡砂丘入口   波小僧の像
昔、漁師に捕えられた波小僧が、海へ逃してくれた恩返しとして、天気の変わり目を大きな音で知らせるようになりました。地元では、天候の変わり目に突然鳴り出し、すっと鳴り止む遠州灘の海鳴りを「波小僧」と呼びます。この不思議な現象は、遠州七不思議のひとつとして今日に伝えられています。「遠州灘の海鳴り 波小僧」は、環境庁が定めた「日本の音風景100選」にも選ばれています。
浜岡砂丘は、その昔「あばれ竜」と呼ばれた天竜川の流砂が沿岸潮流で運ばれ、冬季の「遠州の空っ風」打ち上げられてできたもので、砂丘表面の風紋が美しいのが特長です。  
    
 
風が創り出す芸術「風紋」の姿を見ることができました。 
強い風のエネルギーを利用して風力発電が行われています。御前崎風力発電所です。砂丘の上からは水平線に広がる海と整然と並ぶ風力発電の景観を見ることができました。
    
東側に巨大な煙突などが目に入りました。これが中部電力浜岡原子力発電所です。 
 
荒々しい波の打ちつける海岸に浜岡原子力発電所がありました。現在、運転を停止していますが、津波に対する安全性を確保するために、砂丘堤防のかさ上げ工事や防波壁の建設が行われています。 

<白砂公園>
白砂公園は、浜岡砂丘の入口にある公園で、松林が続く散策路では、砂丘に生息する様々な草花と出会うことができます。 
    
ひょうたん池   
   
展望台 
 
沿岸に並ぶ御前崎風力発電所の風車と青空、青い海、浜岡砂丘の風景が相まった美しい景色でした。


<御前崎ロングビーチ>

遠州灘のダイナミックな波の太平洋側と、遠浅で落ち着いた波の駿河湾側、海が2倍楽しめるのは御前崎市ならではです。御前崎ロングビーチはマリンスポーツが楽しめる場所です。
    
 
御前崎市の風はウィンドサーフィンに最適と言われています。 

<浜岡原子力館>

浜岡原子力館は浜岡原子力発電所の敷地内にある中部電力のPR館です。原子力だけでなくエネルギーを中心とした科学全般についての知識を実際に見て触れて学ぶことができます。 
    
 
 新エネルギーホール  浜岡原子力館

(2022.2.22撮影)
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