美ヶ原2024

  美ヶ原は、長野県の松本市、上田市、長和町にまたがる高原で、日本百名山の一つで、最高地点は標高2034mの王ヶ頭です。台上の地形で、火山性堆積物の隆起と浸食によって作られたと考えられています。 
美ヶ原は長野県のほぼ中央に位置し、県内の広範囲を見渡すことができるため、各種、放送・通信の要衝となっています。  
 
天狗の露地 美ヶ原自然保護センター 
美ヶ原自然保護センターに車を停めて出発し、天狗の露地と呼ばれる遊歩道を歩いて王の頭まで登りました。
   
高山植物や周辺の景色を眺めながら王の頭を目指して登りました。 
 
途中所々に小石があり、あるきにくい場所がありましたが、何度か急な坂を上るとテレビ塔が見えてきました。 
美ヶ原はフォッサマグナ西縁近くに噴出した第四紀の火山です。かつては楯状火山とその溶岩台地と考えられてきましたが、現在は安山岩質の組成を持つ火山の浸食地形と解釈されています。
 
山頂付近は平坦な台地状の地形で、美ヶ原牧場と呼ばれる牛の放牧地となっています。美ヶ原牧場には5月から10月まで約300頭の牛が放牧されています。
王ヶ頭
王ヶ頭が美ヶ原の最高峰(標高2034m)です。高原の西側に位置し各種の電波塔が立ち並んでいます。山頂からは360度の大パノラマが広がっていました。  
 
王ヶ頭ホテルとレストラン 
 
  御嶽神社 
江戸時代には、御嶽山が展望できることから、御嶽教の山岳信仰の山となりました。
王ヶ頭からは「乗鞍岳」「穂高連峰」など北アルプスの展望が楽しめます。美ヶ原高原全体では、日本百名山のうち41座を見渡すことができます。 
王ヶ鼻 
王ヶ頭から西方アルプス側に張り出した尾根の突端が王ヶ鼻です。松本側は垂直に切り落ちた絶壁となり、松本市街からその山容が望見できます。。 
 
 王ヶ鼻に並ぶ神像群はいずれも御嶽山の方角を向いており、御嶽教の信仰の対象です。
王ヶ鼻山頂(2,008m)からは松本平と豪快な北アルプスの展望が楽しめました。
 
 
美ヶ原の平原は南北8kmに及び、かつては御嶽信仰の遙拝の場所として登られていました。 
 
 
美ヶ原の最高峰は、王ヶ頭(2,034m)ですが、王ヶ鼻(2,008m)、茶臼山(2,006m)、牛伏山(1,990m)、鹿伏山(1,977m)、武石峰(1,973m)といったピークがあります。

<美鈴湖>
美ヶ原に行く途中、美鈴湖に寄りました。美鈴湖は標高1000mにある湖で、湖周辺は遊歩道があります。へら鮒釣り、寒い時期はワカサギ釣など楽しめることで人気の湖です。


(2024.7.31撮影)
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