寝覚ノ床

 寝覚の床は,木曽川の激流が長年に渡って花崗岩が侵食してつくりあげられた屏風岩,獅子岩,象岩などの奇岩が約1.5kmほど続く見ごたえのある風景です。巨大な花崗岩の白と,川面のエメラルドグリーンが絶妙な色彩をかもし出しています。花崗岩の方状節理,岩盤に刻み込まれた歐穴は,国内でも学術的に貴重なものとして注目されています。
    
花崗岩の岩盤を木曽川の激流が長い間に水触して出来たものです.
    
 
 地質学上では,方状節理と各所で見られるポットホールは,日本でも代表的なものと言われています。
ポットホール(pot hole)は,うず巻のために小石が回転して川底の岩石にできたなべ状の穴です。
    
中央の大きな花崗岩の上には,浦島太郎が弁財天像を残したといわれている浦島堂が建ち,徒歩で辿ることができます。

(2004,10,10撮影)
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