車田
岐阜県高山市松之木町の県重要無形民俗文化財「車田」は、車輪のような丸い田んぼです。車田の田植えの習俗は県の重要無形民俗文化財に指定されていて、全国でも高山市松之木町と新潟県佐渡島の2カ所しか残っていない貴重な伝統文化です。
展望台から見ると円形であることがよくわかります。丸く円形に植えるのは、円は太陽の恵み、豊作の神が降りてくる目印です。中心から植えることで神さま仏さまに奉納する米をまたがないなどの意味があります。 |
古くから伊勢神宮に供える米を作る神聖な田とされ、清浄さを守ってきました。車のように丸く稲苗を円形に植えることから車田と呼ばれています。江戸時代から飛州志などの本に取り上げられています。 |
車田は約340平方メートルの円形で、田の中心に杭が打たれています。地元住民らで作る「車田保存会」の会員が田の中心の |
|
|
車田周辺は車田史跡公園として整備されています。駐車場に車を停めてそのまま遊歩道をすすむと奥には馬頭観音、見晴広場、瓢箪の形をしたため池「ひょうたん池」があります。 |