駒つなぎの桜

  駒つなぎの桜は、源義経が奥州へ下る時に馬をつないだという言い伝えのある巨桜です。1300年ほど前に朝廷が作った都と地方を結ぶ古道である東山道沿いにあります。樹齢は約800~850年といわれていますが、今ある桜は二代目で樹齢は400年~500年ほどといわれています。エドヒガンの古木で、樹高は16m、幹回りは5.7mあります。
  扇を広げたような見事な枝ぶりが、水田に映える姿はとても美しく、多くの花見客が訪れます。
鳥や風の音だけの静寂の中、駒つなぎの桜は、山の迫った谷間で圧倒的な存在感で見ごたえがあり、歴史ある1本桜としての風格があります。 

駒つなぎの桜がある阿智村智里は、周囲を山に囲まれた静かな里山で、桜の周辺は地元の方々の手により綺麗に整備されています。  
 
  暮白の滝 


<黒船桜>

黒船桜は、黒船が来航した幕末の1853年に植えられたと言われるシダレザクラ(枝垂桜)です。存在感のある一本桜で、枝振りが良く綺麗な桜です。樹高約10メートル・幹囲約3メートルで、枝張りが南北約14メートル・東西約19メートルです。訪れた時は見頃を過ぎていましたが、貫禄はありました。  
 
 
黒船桜  立て看板の写真(満開時)
<清内路地区の花桃>
妻龍宿から清内路に嫁いだ大宮トメさんが嫁入り道具のーつとして手にしてきた花桃の木を元に、地域の人々が清内路地区に花桃を増やしていきました。 

<清内路一番清水>

長野県南部阿智村清内路は、豊かな自然に育まれ、古より滾々と湧き出る清水が各所にあります。そのうちのひとつ、「一番清水」と名付けられた清水は、飯田と木曽を結ぶ街道沿いにあり、訪れる旅人の喉を潤してきた湧水のひとつです。名前の由来は、清内路に入って一番目の清水であるからとも、清内路で一番美味しい清水であるからとも言われています。
 
 

<阿智村の梨畑>
南信州阿智村は、信州でも梨の生産が盛んな所です。星と花桃、昼神温泉など観光資源が豊富ですが、阿智村の基盤産業は農業です。梨が盛んに栽培されていて、花が見頃で、白い絨毯のようでした。
 
(2023,4,18撮影)
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