鹿教湯温泉2024

  鹿教湯温泉は、古くから湯治場として栄えてきた国民保養温泉地で、やわらかくて柔らかい温泉が特徴です。神経痛や関節痛などの体の疲れを癒し、飲用も美味しくて健康に良いとされる温泉です。その昔、鹿に変身した文殊菩薩が、日頃、信仰浅からぬ1人の猟師に、効能あらたかな出で湯の存在を教えたと伝えられています。江戸時代から湯治場として栄えた日本で有数の健康保養温泉です。 

<温泉祖神>

交流センターに車を停めて歩き始めると、鹿教湯温泉街のメイン通り近くに温泉祖神がありました。祠の中に木造の恵比寿様と大黒様が安置されていました。案内板に「 昔から大黒様と呼ばれ、温泉の守り神として親しまれています。又、五穀の豊穣を願い、素朴な木彫りの恵比寿様と、大黒様が祀られております。」 と書かれていました。
 
 
<五台橋>
五台橋は、鹿教湯温泉街から文殊堂、薬師堂へと向かう渓谷にかかる橋です。国内では珍しい屋根付きの木橋で、現世と神の世界を結ぶといわれています。 
眼下を流れる内村川の渓谷の紅葉は毎年11月上旬に見頃を迎えます。 
橋の上にはベンチが設置されているので、ゆっくり河の流れを眺めながら休むことができました。 

<文殊堂>

文殊堂は、日本三大文殊のひとつです。鹿に身を変えて猟師に効能豊かな出湯を教えたという鹿教湯温泉由来の文殊菩薩が祀られています。社屋の天井に絵描かれた龍は、夜になると川へ水を飲みに抜け出ていったとの言い伝えもあり、その折に切られたという首の傷跡が今も残っています。 

<薬師堂>

病気平癒の仏様である薬師如来が安置されています。薬師如来の両側には表情豊かな仁王様が立っています。昔、疫病が流行った時に退治を記念してどこからか運び込まれたそうです。 
 
薬師堂内の仁王様 
 
  文殊の湯

<宿泊した大江戸温泉物語鹿教湯>

   
大江戸温泉物語鹿教湯 ホテルの部屋から見た鹿教湯温泉  街のマンホールに鹿の絵  


(2024.7.31撮影)
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