五箇山その1

富山県の五箇山の広さは、東西約21.7キロメートル、南北約22キロメートルです。名前の由来は、5つの集落群の総称といわれています。そのうちふたつの集落、相倉合掌造り集落と菅沼合掌造り集落が岐阜県白川郷荻町集落と一緒に1995年ユネスコ世界遺産に登録されました。 

  菅沼合掌造り集落

菅沼集落には現在12棟の家屋があり,そのうち9棟が合掌造り家屋です。これらの合掌造り家屋は江戸時代末期に造られたものが2棟,明治時代に建てられたものが6棟,最も新しいものは大正14年に建てられたものです。五箇山は江戸時代,和紙や養蚕,鉄砲の火薬の原料である「塩硝(えんしょう)」が主な生産品でした。菅沼集落でもそれらを生産するかたわら,わずかな土地を利用した稲作と,なぎ畑と呼ばれる焼き畑農業で生活が行われていました。
    
 
    
 
    
   五箇山民族館
    
 
   
塩硝の館     
塩硝の館は、江戸時代、五箇山の一大産業であった火薬の原料「塩硝」の製造過程などを展示してある資料館です。

    
 
江戸時代に加賀藩の流刑地として8ケ所あった流刑小屋の一つです。 宿泊した国民宿舎五箇山荘

(2009.7.18撮影)

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