安曇野

  安曇野は、北アルプスの名峰の下に位置し、湧水が流れるとってものどかな田園地帯です。清らかな水があるからこそできるワサビが名産で、美術館などの人気観光スポットも多い観光地です。

<信州安曇野田んぼアート>

安曇野スイス村横で、水田をキャンバスに見立て、色の違う稲で絵を描く「田んぼアート」が開催されていました。。2021年のテーマは、長野県出身力士の「御嶽海関」でした。北アルプスと屋敷林という安曇野ならではの借景が、安曇野ならでの田んぼアートを演出していました。
高さ6m余りの観覧展望台から90アールの田んぼに描かれた御嶽海関の雄姿を見ることができました。
   
葉や稲穂が緑や紫、黄色などに育つ古代米などの稲を設計した配列に作付けすると、稲が成長するにしたがって鮮明な絵柄や文字が浮きだします。時期により色合いの異なるアート絵柄が、稲刈りまで鑑賞できます。 

<水色の時道祖神>
1975年NHK放送のテレビドラマ「水色の時」に登場し全国の視聴者の心を魅了した道祖神です。
 
 
安曇野は道祖神の宝庫といわれていて、彫刻の種類や表現の内容からみてもバラエティに富んでいます。道祖神は、村の守り神として、多くは村の中心、道の辻、三叉路に立っています。村人たちが五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を祈願するもっとも身近な神として、具体的な男女像を安曇人独特の知性とユーモアで造り上げたものです。
<曽根原家住宅>
曽根原家は、江戸時代、代々庄屋をつとめてきました。曽根原家住宅は、江戸時代前期1650年頃建築のもので、本棟造りの民家としては日本最古のものです。国の重要文化財に指定されています。
 
 
   
 


<大庄屋山口家>

山口家は三百数十年の歴史を持つ旧家で、村々を統括する大庄屋でした。大庄屋は、江戸時代の村役人の一種で,数村から数十村数ヵ村の庄屋・名主の上に立ち、農民の最高位でした。現在の主屋は1703年に建てられた本軒造りの書院建築で、庭園は江戸時代初期(1681~1688年頃と推測)に造られたものです。
    
 
   


<旧安楽寺宝篋印塔>

宝篋印塔は、墓塔・供養塔などに使われる仏塔の一種です。旧安楽寺跡の宝篋印塔は、1768年に近隣の女性によって関係者百余名の供養のために建立されたもので、民間信仰の貴重な文化財です。3千個以上の経文を書いた石や戒名を書いた石97個が発見されています。
 
 

(2021.8.5撮影)

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