しまなみ海道

 しまなみ海道は、広島県尾道市から、向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島を通って愛媛県今治市を結ぶ西瀬戸自動車道のことです。愛称として「しまなみ海道」と呼ばれています。それぞれの島が10本の橋で結ばれ全長は約59.4km、尾道駅から今治駅までは約64.9kmです。  
今回は、愛媛県今治市を出発し、来島海峡大橋を渡って、大島に行き、村上海賊ミュージアムを見学しました。そして、伯方・大島大橋、大三島橋、多々羅大橋、生口橋を通って因島に渡り、因島水軍城を見学しました。そして、因島大橋、新尾道大橋を通って、本州の広島県尾道市に渡りました。


<来島海峡大橋>

来島海峡大橋は、大島と今治の間約4kmの来島海峡に架かる総延長4.1kmの3つの吊橋の総称です。大島から武志島までが『来島海峡第一大橋』。現在は無人島の武志島ですが、かつてはかの村上水軍の砦が築かれていました。次の馬島までが『来島海峡第二大橋』。馬島は、島民(と緊急車両)だけが車で上陸できる島です。そして最後が糸山に降りる『来島海峡第三大橋』。この3本の総称が、『来島海峡大橋』です。 
 
 
来島海峡サービスエリアから来島海峡大橋を展望しました。 
 
 
来島海峡は昔から鳴門海峡、関門海峡と並んで海の難所として有名です。 

<伯方・大島大橋>
伯方・大島大橋は伯方島と見近島の間に架かる伯方橋と、見近島と大島の間に架かる大島大橋を総称したものです。伯方橋は橋長325mの桁橋、大島大橋は橋長840mの吊橋です。 
 
大島大橋 
 
大島大橋  伯方橋 
<大三島橋>
大三島橋は、大三島と伯方島の間に架かる橋です。本州四国連絡橋の海峡部に架けられた橋としては唯一のアーチ橋です。 
 
 

<多々羅大橋>
多々羅大橋は、1999年に世界最長記録を更新する斜張橋として完成ました。斜張橋は、塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つなぎ支える構造のものです。
 
 
この橋は、広島県尾道市の生口島から、愛媛県今治市の大三島へ、県境をまたぐ橋です。  
 
 
瀬戸田PAに多々羅大橋のケーブルのモニュメントがありました。多々羅大橋で使用された直径15cmのケーブルをモニュメントにしたものです。ケーブルは数多くの素線が束ねられています。

<生口橋>

生口橋は因島と生口島を結ぶ790mの橋です。塔から斜めに張ったケーブルで橋桁を支える斜張橋で、1991年の完成当時、世界最長の斜張橋でした。 橋全体の強度やバランスのために多くの試行錯誤を重ね、さまざまな技術を駆使して造られました。その技術蓄積があってこそ、次の多々羅大橋の完成があるといわれています。
 
 

<因島大橋>
因島大橋は、向島と因島に架かる橋です。因島大橋は1983年に、本州四国連絡橋の最初の吊橋として完成しました。大きな特徴は、2階建て構造になっていることです。上段を走るのは自動車で、歩行者と自転車は下の段を通ります。
 
 

<新尾道大橋>
新尾道大橋は、尾道と向島に架かる橋です。新尾道大橋は、既にあった尾道大橋に並走して新造されました。 
 
 
(2022.4.26撮影)
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