大歩危小歩危

 大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)は、2億年の時を経て四国山地を横切る吉野川の激流によって創られた約8kmにわたる溪谷で、大理石の彫刻がそそりたっているかのような美しい景観を誇ります。 

<大歩危>

緑に包まれた大歩危小歩危は、新緑の季節になると、翡翠色の水面がよりいっそう美しく輝きます。 
 
大歩危小歩危というちょっと変わった名前の由来は、断崖を意味する古語「ほき(ほけ)」から付けられたと言われています。「大股で歩くと危ないから大歩危」、「小股で歩いても危ないから小歩危」という説もあります。 
   
3月下旬~5月末の大歩危峡には、鯉のぼりが泳ぎます。吉野川の対岸沿いと国道側にワイヤーを張って、各地から寄贈された鯉のぼりが飾られていました。
 
 
  道の駅の妖怪屋敷 
大歩危小歩危がある山城町では、数多くの妖怪伝承が昔と変わらぬ姿のまま語り継がれています。道の駅大歩危には、この地に伝わる様々な妖怪を展示した「妖怪屋敷」があります。 

<小歩危>
 
小歩危峡の水流は日本一の激流と言われていて、夏季には多くのラフティング・カヤック愛好者が訪れます。
 
赤川庄八像 
 
  赤川橋 
初代の赤川橋は、山林王といわれた赤川庄八が1921年頃に架けたものです。現在の橋は、庄八の孫庄市が架けた2代目です。

(2022.4.25撮影)
HOME