道後温泉

 道後温泉は、日本国内でもひときわ古い3000年もの歴史を持つといわれる温泉です。神話の昔はもちろん、史実上の記録に登場する温泉として道後温泉は日本最古級の歴史を持ちます。日本三古湯の一つといわれ、道後温泉街はその中央にある道後温泉本館を中心としています。
道後温泉のホテルから、勝山(標高132m)にそびえ立つ松山城がよく見えました。 
    
 
ホテルから見た道後温泉の風景  湯神社 
道後温泉本館は保存修理工事中のため、西側は工事用の覆いで覆われていました。 

<道後温泉本館>

 道後温泉本館は、日本最古といわれる道後温泉のシンボルの温泉施設です。道後温泉本館の一番の魅力は、日本の公衆浴場として初めて、平成6年(1994)に国の重要文化財に指定されながら、博物館化せずに現役の公衆浴場として営業を続けているところです。 
道後温泉本館は、平成31年1月15日から、営業しながらの保存修理工事に着手しました。休憩室がある2階以上は休館していましたが、1階で入浴することができました。令和3年7月15日からは、霊の湯で営業され、東側入口に玄関が変更されていました。
 東側入口
保存修理中のため玄関が東側入口になっていました。東側に見えるのは又新殿と霊の湯です。三層の屋根がある部分は皇室専用の浴室又新殿の入口です。明治から昭和まで、皇室の入浴は10回ありました。皇室の人はこの御成門から中へ入りました。龍や鳳凰など立派な屋根瓦が目を引きます。 
    
夏目漱石坊ちゃんの之碑 
 
東側入口から入り、入浴しました。   急な階段でした。
霊の湯に入りました。神の湯に比べこぢんまりとしていますが、花崗岩の中でも最高級といわれる庵治石や大島石を使った浴室に、壁面には大理石を使用するなど、高級感があふれる浴室になっていました。アルカリ性単純泉の湯質は、きめ細やかな日本人の肌にピッタリのなめらかなお湯です。聖徳太子から夏目漱石、正岡子規など多くの文人たちが訪れました。、源泉29本のうち、現在でも19本が愛媛県に登録されています。各源泉から地中に埋設した送湯管で、4ヶ所の分湯場に集めたお湯を、道後温泉本館・椿の湯、周辺のホテル・旅館へ配湯しています。  
ホテルから見た道後温泉本館東側です。 

<道後振鷺亭>

振鷺亭は、道後温泉本館の東側にある休憩所です。道後温泉本館の鳥瞰絵図などが展示されていました。 
    
 
    
 

<宿泊したホテル茶玻瑠>

   
  玄関  道後温泉が一望できました。 

(2022.4.25撮影)
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