松江城

  松江城は、松江開府の祖堀尾吉晴が5年の歳月をかけて、1611年に築城しました。千鳥が羽根を広げたように見える入母屋破風の屋根が見事なことから、別名「千鳥城」とも呼ばれます。山陰地方で唯一現存する天守閣は黒塗りの下見板で覆われており、その荘重かつ優美な姿は訪れる人々を魅了します。さらに、最上階の望楼から360度にわたって見降ろす街並みの眺めは圧巻です。
 
 
松江城は全国に12城しか残っていない現存天守の1つです。現存天守は江戸時代またはそれ以前に建てられ、壊れることなく現代に姿を残す特別な存在です。 
 
築城当時のしゃちほこ 
 
天守最上階は天狗の間と呼ばれ、360度、松江の町を見渡すことができます。
松江城が完成した1611年当時から天守閣の頂点で躍っていたしゃちほこは、現存の木造のものでは日本最大です。昭和25年〜30年の城の解体修理が行われてから地階で保存されています。
 
天守最上階の望楼からは松江市街や宍道湖が一望できます。   桐の階段です。
 
松江堀川めぐり   
松江堀川めぐりは、国宝松江城の堀を約50分かけて周遊する遊覧船です。船は17もの橋を通過しますが、低い橋をくぐるときは、屋根が下がります。 

 
 
興雲閣   
興雲閣は、松江市が松江市工芸品陳列所として建てた建物です。明治天皇の行在所に使用する目的でつくられましたが、天皇の巡幸は実現しませんでした。明治40年に皇太子(のちの大正天皇)の山陰道行啓にあたって旅館となり、迎賓館としての役割を果たしました。 
 
小泉八雲旧居   
「耳なし芳一」や「雪女」などの『怪談』で知られる小泉八雲が明治24年6月から11月までの5ヶ月間、セツ夫人と暮らした家です。 
   
  松江神社 
松江神社は、松江城の二の丸にあります。松江神社は、徳川家康をはじめ、歴代松江藩主が祀られている由緒ある神社です。 

(2011.2.12撮影)
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