吉野山桜2011

  吉野山とは,大峯連山の北の端から,南に約8kmつづく尾根一帯を指します。また大峯信仰登山の根拠地でもあり,修験道の霊場とされてきました。霊場「吉野・大峯」と「熊野三山」を結ぶ修行の道は「大峯奥駈道」と呼ばれ,今日でも修行が行われています。吉野山は山全体が世界遺産として登録されており,吉野水分神社・金峯神社・金峯山寺・吉水神社などの世界遺産の建造物を徒歩で回れることも魅力です。

<吉野千本桜

  吉野山は桜の名所であり,シロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が密集しています。尾根から尾根へ,谷から谷へと山全体を桜が埋め尽くしてゆきます。 シロヤマザクラは下・中・上・奥の4箇所に密集しており,”一目に千本見える豪華さ”という意味で「一目千本」とも言われます。下千本,中千本,上千本,奥千本と呼ばれており,例年4月初旬から末にかけて,下→中→上→奥千本と,山下から山上へ順に開花してゆくため,長く見頃が楽しめます。 
   
 
   
 
 

<金峯山寺>

金峯山寺は、古来桜の名所として知られ、南北朝時代には南朝の中心地でもありました。吉野の修験道の聖地としてこの山岳地域は修行者で賑わいました。
    
 
    
 
    
 
    

<東南院>

東南院の開基は役行者と伝えられています。開山の際に、本堂とともに本堂から巽(東南)の方角にあたるこの地に建てられたと伝わっています。
 
 
多宝塔   

<吉水神社>
吉水神社は南朝の元宮で後醍醐天皇の御座所、源義経潜居の地、豊臣秀吉の豪華な吉野の花見の本陣であったという歴史をもちます。
    
 
南朝皇居跡 
    
 
   
役行者  拉致被害者の会の署名活動が行われていました。

(2011.4.9撮影)
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