薬師寺

  薬師寺は680年に天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願し建立を発願されたものです。その後,平城遷都(710年)に伴い,現在地に移されました。
 
東塔(国宝・白鳳時代)  西塔 
薬師寺で唯一創建当時より現存している建物で、平城京最古の建造物です。1300年の悠久の時を重ねてきた歴史をその姿から感じられます。薬師寺東塔は一見六重に見えますが、実は三重の塔です。これは各層に裳階[もこし]と言われる小さい屋根があるためで、この大小の屋根の重なりが律動的な美しさをかもし出し「凍れる音楽」という愛称で親しまれています。 
 
慈恩殿 
 
金堂  薬師如来像台座の彫刻 
金堂は1528年にこの地域の豪族の戦火に巻きこまれ、西塔などと共に焼け落ちてしまいました。その後、金堂の再建が悲願で、1976年に白鳳時代様式の本格的な金堂として復興しました。中心の薬師如来坐像は、ギリシャ、ペルシャ、インド、中国の文様を刻んだ台座のうえに、威厳に満ちた表情、堂々とした姿で座っています。
 
 
玄奘三蔵院伽藍  大講堂 
 
 
  回廊 

(2005,1,1撮影)
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