岡寺
岡寺は「日本最初の厄除け霊場」といわれ、奈良県内有数の厄除け祈願の寺として知られています。西国三十三所観音霊場第七番札所です。塑像(土でできた仏像)としては日本最大とされる如意輪観音坐像が本尊です。境内の仁王門、三重塔などの伽藍のほか、石楠花や紅葉の名所としても有名です。
| 岡寺は、正式名称は龍蓋寺(りゅうがいじ)と言います。663年に義淵僧正が草壁皇子の岡宮をもらい受け創建されました。岡宮をもらい受けたことから岡寺と呼ばれています。 |
| 岡寺は飛鳥の東、山の中腹にあり、坂を上ると重要文化財に指定されている鮮やかな朱色をした仁王門があらわれます。本堂などはその奥、石垣の上に建ちならびます。 |
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| 仁王門 | 如意輪観音坐像 |
| 本尊の「如意輪観音坐像」は奈良時代の作で、高さは4.85メートルもあり、現存する塑像(土でできた仏像)としては日本最大です。 |
| 本堂 |
| 本堂には、奈良時代の制作にかかる巨大な如意輪観音座像が本尊としてまつられています。塑像(土でできた仏像)としては日本最大の仏様で、日本三大仏にもあげられており、重要文化財に指定されています。日本三大仏とは、”銅像”の東大寺 毘盧遮那仏(奈良の大仏)、”木像”の長谷寺御本尊 十一面観世音菩薩、”塑像”の岡寺御本尊 如意輪観音菩薩と、言われています。 |
| 左から開山堂、本堂、十三重石塔、鐘楼堂 |
| 開山堂は本堂の左側にあり、納骨堂になっています。元は多武峰妙楽寺(現、談山神社)にあった護摩堂がこちらへ移築されたと言われています。開山堂の前にある鐘楼は厄除けの鐘として誰でも打つことができます。 |
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| 龍蓋池 | 稲荷社 |
| 寺の近くに農地を荒らす悪い龍がいて、義淵僧正が法力によってその悪龍を小池に封じ込め、大石で蓋(ふた)をしました。「龍に蓋をした池」というところから龍蓋池と呼ばれるようになったそうです。この「龍蓋池」という名前が岡寺の正式名称「龍蓋寺」の由来です。 |
| 右が十三重石塔 |
| 本堂は1805年に再建されたもので、完成までに30年以上かかったそうです。こちらでは毎日厄除け法要が行われています。 |
| 4月中旬からはシャクナゲの花約3000株が咲き誇ります。秋は紅葉の名所です。 |
| 奥之院石窟 |
| 奥之院石窟は稲荷社のすぐ隣に石の洞窟で、奥に弥勒菩薩像が祀られています。「弥勒の窟」とも呼ばれています。入口がかなり低いので頭上に注意です。 |
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| 奥之院石窟 | |
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| 三重宝塔 |
| 三重宝塔は創建年不明ですが、1472年に大風により倒壊しました。2020年に500年を経て、再建されました。 |
| 三重宝塔前から見える景色です。明日香村や甘樫丘などを望むことができます。岡寺は山の中腹にあることから見晴らしもよく、明日香の趣のある景色を見ることができます。。 |
酒船石は奈良県明日香村にある、飛鳥時代の遺跡です。飛鳥宮の北東の丘の上にあり、長さは約5.5m、幅約2.3m、厚さは約1mで、上面には皿のようなくぼみがいくつかあり、それらが溝で繋がっているという不思議な石です。「酒を造るための船形の石」という意味で「酒船石」と呼ばれていますが、石の目的には、様々な説があります。
| 酒船石の用途は、酒を造る設備、あるいは薬などを造るための設備など諸説ありますが、水を使う祭祀施設の一部、庭園の一部、導水施設も含めた丘全体を巨大な施設として一体的に利用されたとの考え方もあります。 |