橿原神宮

  橿原神宮は、初代天皇であると伝えられる神武天皇が橿原宮で即位したという「日本書紀」の記述に基づき建てられました。神武天皇の宮があったとされる地に1890年、明治天皇によって創建され、神武天皇を祀っています。
表参道 
第一鳥居から西に向かって真っすぐ伸びる表参道は、両側にカシの並木が続いています。表参道の距離は約300mで、途中には宮川にかかる神橋や、境内の鳥居4基の中で一番大きな第二鳥居があります。その先には南神門が建ち、多くの参拝者を迎え入れます。
神域への入口となる鳥居は4基あります。そのうち、表参道に建つ第1鳥居は高さ10mクラスの大鳥居です。いずれの鳥居も素木造り(しらきづくり)といって、色を塗らずに木の地肌や風合いをそのまま生かした造りです。これは橿原神宮が皇室ゆかりのお社であることを示していて、一般的に、ご祭神が「天皇」もしくは「天皇や天照大神の系譜」の神社の場合、鳥居は素木造りといわれています。
南神門 
長い表参道を進むと、南神門に達します。南神門は素木建の八脚門で、屋根は切妻造の銅板葺です。
 
神楽殿   土間殿
神楽殿は入母屋造檜皮葺の建物で、宮殿建築の気品をよく表していて、主に御祈祷や結婚式等が行われています。土間殿は 昭和6年(1931)に新たな拝殿として建築されました。昭和15年(1940)に新たな拝殿(現 外拝殿)が建築されることとなり、現在の位置へ移築されて以来「土間殿」と称するようになりました。現在は、各種行事が行われています。
外拝殿
外拝殿は入母屋造で、広がっていくような屋根の形は「争うことなく一つの屋根の下で肩を寄せ合って暮らせる世界を」という神武天皇の理想を表しています。 
 
大絵馬   
大絵馬は、高さ4.5m、幅5.4mあり、一般的な絵馬に比べて1600倍近くもあるという巨大な絵馬でその大きさに驚きます。昭和35年(1960)より奉納が行われいて、毎年、年末になると外拝殿に翌年の新しい大絵馬に替わるのが恒例となっています。 
内拝殿 
 内拝殿は勅使参向のもと行われる例祭「紀元祭」をはじめ、諸祭典が執り行われる社殿です。外拝殿より内拝殿を見ると、その屋根越しには、黄金色に輝く幣殿の千木・鰹木がそびえ立ちます。
 
  さざれ石 
国歌「君が代」の歌詞に出てくる「さざれ石」です。「さざれ石」を漢字で書くと「細石」、「小さな石、細かい石」という意味です。「巌」とは、たくさんの「さざれ石」が長い年月をかけて引っ付き、一つに大きく固まった岩のことです。さざれ石は、ますます栄えるようにとの願いが込められています。
深田池 
深田池は歴史のある溜池で、飛鳥時代に築造されたと伝えられています。推古女帝が造った畝傍池が、この深田池であるといわれています。 畝傍池のほかにも、推古女帝は大和や河内に合わせて9つのため池を造りました。それらの池は国の繁栄のために造られたともいわれており、当時の稲作を安定して支える重要な水源だったのではと考えられます。数多くの野鳥が生息していて、秋には、マガモやオシドリなどのかわいい渡り鳥もやってきます。

(2025.12.9撮影)

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