平城宮跡

  平城宮跡は、710年に藤原京より遷都された平城京の中心であった平城宮の跡地です。平城宮には天皇の住まいや官公庁が集まっていました。平城宮跡は、1998年2月に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。現在、国営の平城宮跡歴史公園として整備が進められ、平城宮跡資料館では出土遺物や復元模型の展示、遺構展示館では発掘状況をそのまま保存しています。
第一次大極殿
大極殿とは古代の宮都における中心施設で、国家儀式の際に天皇が出御する場所です。平城宮には、造営当初から恭仁京へ遷都するまでの大極殿(第一次大極殿)と、平城京に遷都してから長岡京に遷都するまでの大極殿(第二次大極殿)があります。第一次大極殿は2010年に復元されました。 
大極殿 

朱雀門
朱雀門は、平城宮跡の南方に位置するもんです。朱雀門前の広場は、奈良時代の人々にとってかけがえのない祝祭の場でした。外国使節の送迎や、大勢の人たちが集う歌垣などが行われ、新年には天皇が門まで出向き、新年を祝うこともありました。 
朱雀門 
朱雀大路です。かつての平城京を南北に貫くメインストリートでした。 
 
横から見た第一次大極殿 
 
復元された遣唐使船です。  第一次大極殿院の南門は復元中 
天平うまし館などの施設が並んでいます。施設の裏に朱雀門が見えました。 



ウワナベ古墳
ウワナベ古墳は日本国内では13番目の規模を誇る巨大な前方後円墳です。日本有数の古墳群である「佐紀盾列古墳群」の東端部に位置し、周囲にはコナベ古墳、北寄りには磐之媛命陵もあります。全長は約255メートル、後円部の長さは129m・高さ20m、前方部の長さは127m・高さ20mです。外側は巨大な周濠で囲まれています。古墳は5世紀中頃の築造とされていますが、その被葬者等の詳細は明らかになっていません。仁徳天皇皇后である八田皇女の陵墓である可能性を持つ場所として指定されています。
周濠に囲まれ、古墳と言うよりは巨大な池に島が浮かんでいるような風景となっています。 

(2020.11.30撮影)
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