鵜戸神宮

  鵜戸神宮は日南の鵜戸崎と呼ばれる岬にあります。海岸の断崖の海蝕洞の中に本殿が建つという特異さがよく知られ、日南海岸の観光地のひとつとして訪れる人も多いところです。鵜戸神宮は日本神話で語られる山幸彦・海幸彦の伝説の舞台となった場所としても知られています。 
 
   
楼門をくぐって本殿へと向かう参道は、右手に日向灘を見下ろす断崖の上に続きます。 
本殿の建つ海蝕洞へと急な石段を下りていきます。多くの神社が階段を上って参拝するのに対して、階段を下りて参拝する全国的にも珍しい神社です。 
 
男性は左手、女性は右手で願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うといわれています。
岬のまわりには奇岩、怪礁が連なり太平洋の荒波が打ち寄せて、美しい景勝地となっています。 
 
本殿前には崖、亀石の周囲、海辺には様々な形状の岩がならび、、「山窟前の嚴岩」と呼ばれていて、迫力のある景観です。 
   
御乳岩は、本殿奥の洞窟にある豊玉姫命が育児のために乳房をつけたされる霊石です。現在でも安産・子宝を願う人々の信仰を集めています。 
 
本殿   
太平洋に突き出した鵜戸崎岬の突端にある洞窟の中に、朱塗りの色鮮やかな本殿がご鎮座する珍しいものです。 
   
 
(2010,12,25撮影)
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